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夜這いは村落共同体の活力維持と、男女の人口比率の調整機能を果たしていた。

Posted By saah On 2007年6月11日 @ 10:00 PM In 未分類 | 13 Comments

日本にもつい最近まで残っていた「夜這い婚」。その形態や目的にも諸説あるようですが、今日は「目的は村の団結(全て身内の気分)で有り、人口の維持発展、治安維持」といった観点で書かれたサイトを紹介をしてみたいと思います。
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以下は「冗談(ジョーダン)の小論」というサイトの「私の愛した日本の性文化」からの抜粋です。
http://www.geocities.jp/jiyoudan3_55/yobai.html [1]

「妻問婚」とは、男が女性の下へ通う婚姻形を指している。
中国・雲南省の水耕稲作発祥の地は、未だにこの「妻問婚」が行われて居る土地だが、正月の風習などわが国の習慣に共通点が多いので、昔から初期日本民族(統一大和族)に於ける「習慣の遠いルーツでは無いか」と指摘されている。
この「妻問婚」の呼び名が、「夜這い」の語源で、動詞「呼ばふ」の連用形「呼ばひ、が名詞化した語」と言うのが定説で、「夜這い」と書くのは当て字である。
「呼ばひ」は上代から見られる語で、本来、男性が女性の許に通い、求婚の呼びかけをする「妻問婚」事を意味した。
この求婚の呼びかけ、今ほど厳密なものでなく、「唯の口説き」と区別は付き難い。
当時は男性側に、「多妻・重婚」が多かったのだ。
やがて、後発で入ってきた渡来人や経典の影響で、父系の血筋を繋ぐ貴族社会から、徐々に「嫁入り婚」が支配的になり「妻問婚が、不道徳なもの」と考えられる様になった。
当時は照明が発達していないから昼間働き、「夜、性行為をする」イメージが定着していた為、「夜這い」の文字が当てられた。
時代が下がり、「夜這い」の字が当てられて以降、求婚の呼びかけの意味は忘れられ、「男が女の寝床に忍び込む意味」として用いられるようになった。
その性交習慣の名残が、つい五十~八十年前まで密かに村里に生きていた。
村人の結び付きの手段で有り、団結の象徴だが、価値観の違う為政者(支配階級)は認めない。
それで、建前は「一夫一妻制」を取ったが、現実には「夜這い」は、本音の部分で村内は公認だった。
「夜這い」は男が女の家に侵入して交わって帰る事である。
現実問題として、相手にも家人にも了解がなくては成功(性交?)は難しい。
夜這いだけは、年の上も下もない。
身分、家柄もへったくれも関係ないのが村の掟である。
そして、相手は頻繁に変わっても良い。
つまり、「夜這い」を仕掛ける相手も未婚の娘とは限らない「総当り制」で、婆、後家、嬶、嫁でも夜這いが許される村も多かった。
その場合は、夫もそれを平然と受け入れなければならなかった。
妻や妹、そして娘を「夜這い」されても、夫や親兄弟は文句を言わない。
それが、村を挙げての合意された「掟」だからで有る。
夜這いによって妊娠し、子供が生まれる事があっても、夫はその子供を「自分の子として育てる」のが当たり前だった。
村のルールだからであると同時に、自分達にもその権利がある「集団婚姻的な性規範」であったからだ。
目的は村の団結(全て身内の気分)で有り、人口の維持発展、治安維持である。
少人数の村では、男女の比率が平均化されない事態がしばしば発生したので、この手段の「総当り制の夜這い」が問題解決の最高手段だったので有ろう。
一夫一婦制で男女の比率が違うと、当然、あぶれる(相手に恵まれない)事態が起こる。
これを、手をこまねいて居ては村落が少子化に陥るから、救済手段が必要だった。
この考え方、今の日本ではまったく支持されないだろうが、「少子化」に悩む当時の小部落の「有効な対策」だったので有る。
村の人数が相対的に多く、若者と娘の員数が均衡している所では、若者仲間にのみ「夜這い」の権限が公認され、対象は「同世代の娘や後家に限られる」と定められていた村の事例もまた多いが、いずれにしても表向きは、一夫一婦制だが、実態的には皆が性的満足を得られる「夜這い」システムで補完されていたのだ。
つまり、おおらかに性を楽しんでいた。
そして現在のように、身体的に婚姻が不利な者やもてない者も、見捨てられ事も無く救われ、その手のトラブルを起こす事もなかった。

<以下引用終わり>
特に>男女の比率が平均化されない事態がしばしば発生したので、この手段の「総当り制の夜這い」が問題解決の最高手段だった<というところはなるほどと思うところがありますね。性まで村人みんなで面倒見るというところは確かに理にかなっているという感じがします。
それではそんなに便利な「夜這い婚」なのに、何故現代は禁止され、しかもそういうこと自体がいけないことだというようになってしまったのでしょうか。
またこの続きを調べてみたいと思います。


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