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「主婦」層の登場により、家族関係は新たな「労働力の再生産のユニット」としてセットされた

Posted By saah On 2007年6月26日 @ 10:16 PM In 未分類 | 8 Comments

かつては「家族」の意味とは地域における「生産単位」という位置づけであり、婚姻関係もそのためのものでした。
今日は「次世代情報都市みらい」というサイトから「恋愛結婚の社会史」を紹介し、共同体の中の家族関係がその後どのように変化していったのかを見てみたいと思います。
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http://www.mirai-city.org/mwiki/%E7%B5%90%E5%A9%9A%EF%BC%88%EF%BC%93%EF%BC%89 [1]
日本の近代までは固定的な婚姻関係とは別に、性的関係は実に流動的で大らかな関係が続いていました。そこでは性的関係を持った相手が必ずしも固定的な婚姻関係になるとは限りません婚姻関係とは、むしろ「同じ家族の一員として」地域共同体の中で生産に従事する為の単位、といった意味合いが強かったのではないかと思います。
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それに対し、17、18世紀のヨーロッパで、産業革命と共に台頭してきた市民層(ブルジョワジー)のなかでロマンチックラブが隆盛を極めてきます。
この層は従来の庶民層に比べ豊かさと余暇時間をもつ事ができるようになります。これが女性を生産労働から切り離し、「主婦」なる新たな層を生み出すことになります。
●「主婦」ってなに?
この「主婦」という言葉ですが、後には「専業主婦」なる言葉が使われるように、近年では少々意味が違って使われている感もしますが、当初の意味は、庶民階級のように共同体全体の生活役割を担うのでもなく、かといって貴族階級のように使用人を使って間接的に生活役割を担うのでもなく、あくまで「自らが家庭内において家事や育児などの生活役割を完結する人」といった意味のようでした。

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この産業革命の時代は工場労働が主流となり、家族生活の時間を長時間離れて生産労働の従事する必要がある為、家庭においての生活に支障をきたすことにもなります。そこで労働力確保の為に、新たな労働力のユニットを再編成する必要があり、そこに上手く嵌ったのが先の家庭内労働を専任して行う「主婦」層の存在だったというわけです。
主婦層の登場は新たな「性的役割分業」http://www.mirai-city.org/mwiki/%E6%80%A7%E5%88%A5%E5%BD%B9%E5%89%B2%E5%88%86%E6%A5%AD%E6%84%8F%E8%AD%98 [4])の意識を共有するようになり、「愛情表現」としての家事、育児といった労働に従事することになります。従って、愛情があるから家事育児を行うべき場として「結婚」することになり、「恋愛結婚」を推し進めることになったのではないでしょうか。


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