- 共同体社会と人類婚姻史 - http://bbs.jinruisi.net/blog -

閉じ込められた西洋娘と、自由な日本娘?!

私(40代男)は、戦後日本の「アメリカ文化」「民主主義」教育を受けて育ってきました。私の兄が大学生であった時代は学生運動が盛んな時期です。彼ら団塊の世代は親たちの大人を捕まえて「封建的! 」と非難して、否定していました。
また、その頃の女性は、高校卒業して仕事に付くか、家事手伝いです。「女は、勉強などせずに花嫁修業をした方が幸せ」と言われて、今のように大学に行く娘は殆んどいませんでした。殆んどの娘が適齢期(20~24才位)に「お見合い」をして結婚していました。25才以上に成って、結婚しないでいると肩身が狭かった時代です。
ですから、「アメリカ文化」「民主主義」を学校で学んだ私は「封建的」な扱いを受ける日本女性は、虐げられて不自由な環境にいると、信じていました。
しかし、『400年前から現代まで、日常の男女(夫婦)関係においては日本は欧米よりもはるかに自由(勝手)であった』と知ってびっくり !!

>ヨーロッパでは娘や処女を閉じ込めておく事はきわめて大事な事で、厳格に行われる。日本では娘達は両親に断りもしないで一日でも幾日でも、一人で好きなところへ出かける。
>ヨーロッパでは妻は夫の許可が無くては、家から外に出ない。日本の女性は夫に知らせず、好きな所に行く自由を持っている。
……………………………………………
これは信長の時代の宣教師がみた日本の男女風俗の描写ですが、約400年経た現在でも似たような状況が雑誌「アエラ」に紹介されていた。
<<日本から見ると「米国の女性達は自分のスタンスと生活理念を持って物事を主観的に判断し、堂々と振舞うことができる」という感想を抱く人が多いが、仕事で知り合った多くのアメリカ女性からは、日本の独身女性は自由で良いと羨まれます。何故なら日本女性は結婚式、パーティに呼ばれても堂々と一人で行けます。アメリカでは男性の友人や兄弟に同行を頼むか、誰も都合がつかない場合はエスコート・サービスを雇う。でないと、一人「旅」は男探しの旅とみなされるし、女性の友人と仲良く行動していればレズビアンと噂される。そんな社会で生きていくには「自分の生活信念を持って堂々と振舞う」しかないでしょう>>
400年前と今日では生産様式や経済システムは大きく変貌した。しかし日本(アジア)とアメリカ(欧米)の女性の男女(夫婦)関係の自由度の違いは少なくとも400年経っても変わっていないことになる。行動の自由さという観点から日本女性と欧米女性を比べれば相変わらず日本は殆ど制約が無く、アメリカは相変わらず不自由だという構図は不変である。
戦後の社会学者やジェンダー論者の論調では、日本の女性は封建制度や家父長制の下で長らく男性に従属してきたというのが概ねの主張であった。しかし、少なくとも400年前から現在まで、日常の男女(夫婦)関係においては日本は欧米よりもはるかに自由(勝手)であったとのが事実である。
るいネット/西洋と東洋/日本とアメリカの女性はどちらが自由? [1]

社会関係の世界では男が主導権を持っており、一見社会全体が男が支配している可能に錯覚する。しかし、人間社会は男と女が一体と成って構成されており、子作りも含めた性関係の世界では、日本は「 夜這い文化 」に代表されるように村社会で男女関係を共有していた。
その結果、非常に開放的で性の男女関係も含めて女性も自由であった。一方で西洋では女性を男は略奪してくる対象として取り扱っていた。だから、「処女」が大切で家に閉じ込める様な扱いの文化が根っこにある。
「女の解放」「ジェンダーフリー」と言う文化は、女を略奪 して手に入れるという男文化から出てきたのだと理解しました。
略奪があたりまでの海外に行くと、日本人は危機意識が少なすぎると言われますが、「女」「性」に関しても全く同じで 「和」の文化 ですね。

[2] [3] [4]