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日本は子育上手の先進国だった

かつての日本は、と言わざるを得ないかもしれませんが、子育て上手の先進国であったようです。しかもそれは外国人からそのような評価をもらっていたようですね。
その秘密はどこにあったのでしょうか?
いろいろ調べてみると、やはりリンク [1])
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(「褌の故事・由来」HPより(リンク [3]
外国にはこのように、生みの親以外にその子と一生関係を続ける親のような存在の大人と言うのはないのかもしれませんね。
しかもこの”親”は何人もの子供の親でもあり、また一人の子供から見ると複数の親がいるという、非常に複層し多重的な関係が結ばれています。
一方の大人にしてみれば自分の役割がいくつもあるわけで、、しかもいろんな子供の面倒を見なくてはならず、当然そこには分け隔てなどが介在する余地はありません。
またいろんな大人が見るわけですから、一人の偏った考え方に洗脳されてゆくこともありませんね。
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彼らが”親”役となるのは、ほとんどが子供の成長に合わせて行う儀礼の際の”世話役”のようです。上記の事例にあるように、初めは生まれた時の産婆から始まり、七五三~元服等の儀式に登場します。
その儀式のたびに”後見人”が増え、彼らの後押しを受けて成長していくわけですから期待に応えないわけにはいかないですね。
一人の”親”や”先生”が子育てするのでなく、地域のいろんな人たちが共同で子育てするからこそ、子供も早く一人前になり、社会の役に立っていたのではないでしょうか。
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「義経元服物語」より(リンク [6]
最近の”親任せ””学校任せ””よその家庭のことには口を出さない”といった傾向と正反対の事実があったわけです。
このような慣習がなぜなくなっていったのか、いろいろなことを考えさせられますね。
今後の子育てのヒントになったという方は、ポチッと応援をよろしくお願いします。
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最後まで読んでくれて、ありがとうございます♪ 😀

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