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日本の「お正月」は「年神様」と過ごします。

Posted By koukei On 2009年1月1日 @ 12:00 AM In E 8 日本 | 506 Comments

あけましておめでとうございます。
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昨年のこのブログでは、「お正月とは何でしょう?」と、お正月の由来を3つ探して紹介でした。
「神々を崇めた「お正月」」 [1]
今年はそのお正月の由来の1つで、「年神様(としがみさま)」というお正月の由来に関して紹介してくれているサイトを紹介します。 ⇒ALL ABOUT 暮らしの歳時記
今年お初のポッチットをお願いします。↓
              [2]

そもそも、お正月とは何でしょう?本来「正月」は1月の別称ですが、一般的には1月1日~1月3日の「三が日」や、1月1日~1月7日(地方によっては15日や20日まで)の「松の内」をさし、さらに1月15日(地方によっては20日)の「小正月」で一連の正月行事を終えます。
また、丁寧に“お”をつけて「お正月」というのも特別な気持ちの表れですし、1月を「睦月」と呼ぶのも、正月に一家揃って睦みあう様子を表したもの。
多くの方がお正月を家族で過ごし、当たり前のようにおせちを食べたり、お年玉のやりとりをしたりしていますが、ひとつひとつの物事にも大切な意味が込められており、由来を知るとなるほどと思うはず。
まずは、意外と知らないお正月の由来からご紹介します。
お正月の由来
昔から、元旦には「年神様(としがみさま)」という新年の神様が、1年の幸福をもたらすために各家庭に降臨するとされています。年神様はその年の五穀豊穣を司り、人々に健康や幸福をもたらす神様で、「正月様」「歳徳神(としとくじん)」ともいいます。
その年神様を迎え入れてお祝いし、たくさんの幸せを授けてもらうために、様々な正月行事や風習が生まれました。
新しい年を“迎える”と表現したり、“一年の計は元旦にあり”といったりするのも、年神様を元旦にお迎えするからで、お正月の行事や風習には、年神様をめぐる一連のストーリーがあります。それはまるで、私たちが大事なお客様(例えば、神様とあがめたくなるほど尊敬する方)をおもてなししているようにも思えて、おもしろいですよ。

お正月行事・風習のその①は、「正月様」「歳徳神(としとくじん)」と言う神様を、お迎えする為の準備の始まりです。
時代が変わっても、正月行事や風習は受け継がれていますが、それぞれに深い意味が込められています。

【大掃除】
年神様をお迎えする前に、神棚や家屋を清めます。1年間にたまったほこりを払い、隅から隅まできれいにすると、年神様がたくさんのご利益を授けてくださるそうす。
【門松】
年神様が迷わずやってくるための目印であり、年神様がいらっしゃる印として、玄関前に雄松と雌松を左右一対に並べます。古くから松は神の宿る木とされており、さらに、縁起物の竹や梅が添えられるようになりました。門松を飾っておく期間=年神様がいらっしゃる期間となるので、これを「松の内」(一般的には1月7日まで)といいます。
【注連縄(しめなわ)/注連飾り】
ここは年神様をお迎えする神聖な場所という意味で、注連縄を張ったり、注連飾りを飾ったりします。
【鏡餅】
年神様へのお供えものであり、依り所。元旦に固い餅を食べる「歯固め」という儀式に由来します。鏡餅という名は、神様が宿るところとして神事に用いられる円形の鏡からきており、丸餅は魂をあらわす心臓のかたちも模しています。
【年越し蕎麦】
細く長く長寿であるように願い、大晦日に食べます。また、金銀細工師が蕎麦粉を練った団子で散らかった金粉を集め、その団子を焼いて金粉を取り出したことから、蕎麦は金を集める縁起物となり、年を越す前に食べきらないと金運に恵まれないと言われています。
【除夜の鐘】
大晦日は、年神様を寝ずに待つ日とされていました。その前にお祓いをするために、寺院では深夜零時をまたいで108回鐘を打ち、108つあるという人間の煩悩を祓います。
【初日の出】
年神様は日の出とともにやってくるので、見晴らしのいい場所へ出掛けて、その年最初の日の出を拝むようになりました。とくに山頂で迎える日の出を「御来光」といいます。

正月行事・風習の由来 その②として、我が家に降りて来られた神様への,心からの「おもてなし」が始ります

【おせち】
年神様に供えるための供物料理。もともとは、季節の変わり目の節句に神様に供える料理を「御節供」「御節料理」といい、やがて正月だけをさすようになりました。かまどの神様を休めるため作りおきできるものが中心で、家族の繁栄を願う縁起物が多く、めでたさが重なるよう重箱に詰めます。
【おとそ】
新年も健やかに過ごせるよう、邪気を祓い不老長寿になれる薬酒。「お屠蘇」と書き、悪魔を屠(ほふ)り、死者を蘇らせるという意味があります。
【雑煮】
年神様に供えた餅を神棚から下ろし、そのご利益を頂戴するために作った料理。もともとは、酒宴の前に食べて胃を安定させるための前菜料理で、臓腑を保護するため「保臓(ほうぞう)」と呼ばれていたという説もあります。やがて、お餅を入れて雑多なものを煮込む「雑煮」となり、各地の特色がでるようになりました。
【若水(わかみず)】
年神様に供えたり雑煮を作ったりするために、新年に初めて汲む水のことで、これを飲むと1年の邪気も祓えるといわれています。
【お年玉】
年神様に供えた餅を神棚から下ろし、そのご利益を家長から年少者に分け与えたのが始まりで、この丸餅を年玉と呼んだことから「御年玉」「御年魂」と呼ばれるようになりました。
【年賀状】
年頭に祝賀を交わすために、当初は元日に出向いて年賀のあいさつをしていましたが、あいさつに行けない人は手紙を送るようになり、やがて現在のような年賀状を送る習慣となりました。ちなみに、「元日」は1月1日という意ですが、「元旦」は1月1日の朝という意で、年神様が降臨する時を示しています。

正月行事・風習の由来 その③では、幸福を呼ぶお正月イベントが続きます。
 

【初詣】
年の初めにお参りすると、新年の幸福が増すとされています。本来は、自分たちが住んでいる地域の氏神を祀っている神社にお参りしていましたが、やがて、その年の年神様のいる方角「恵方」にあたる社寺にお参りする「恵方参り」をしたり、有名な社寺にお参りするようになりました。
【書き初め】
新年の抱負や目標をしたためます。「吉書」ともいい、年神様のいる恵方に向かって祝賀や詩歌を書いたことに由来します。本来は事始めの1月2日に行います。
【初夢】
初夢にその年の運勢が表れるとされたことから、夢の内容で新年の運勢を占いました。吉夢を見るために宝船や獏の絵を枕の下に敷いたり、回文を唱えたりします。
【七草粥】
1月7日に七草粥を食べると、1年間病気にならないと言われています。本来は「人日の節句」という五節句のひとつですが、正月のご馳走で疲れた胃腸をいたわる効果もあります。
【鏡開き】
年神様の拠り所だった鏡餅を食べることでその力を授けてもらい、無病息災を祈ります。また、鏡餅を開くことで年神様をお送りし、お正月に一区切りつける意味もあります。
【小正月】
1月15日に小豆粥を食べて無病息災を祈ったり、柳の木に紅白のお餅をつけた餅花(まゆ玉ともいう)を飾って豊作を祈願します。旧暦の1月15日は立春後の望月(もちづき。満月のこと)にあたり、その昔この日を正月としていた名残で、元日を「大正月」、1月15日を「小正月」と呼ぶようになりました。
大正月が年神様をお迎えする行事なのに対し、小正月は豊作祈願や家庭的な行事が多いのが特徴で、松の内に多忙をきわめた女性をねぎらう休息日として「女正月」とも呼ばれます。
【左義長】
1月15日の小正月に正月飾りや書き初めを燃やす行事で、その煙に乗って年神様が天上に帰ってゆくとされています。「どんど焼き」「とんど」とも呼ばれ、その火で焼いたお餅などを食べると無病息災で過ごせる。

年神様が、天に昇神されるのを見送って、正月行事も無事終了です。
この我が家にやってきてくれる「年神様」は、神様なのでしょうが、すごく身近に感じられるおじいちゃんか、おばあちゃんのようで先祖神みたいに感じませんか?
また家族も「年神様」が来訪中なのに、放たらかしにして地域の氏神様がいる神社にお参りに行ったりしますが、「年神様」は、怒ったりしません。様々なお供え物を食するのにも多忙そうですが、不老長寿や無謀息災、さらには様々な邪気をはらうなど等,多くのお願いをされて超多忙でしょうが、笑って対処していただけるのです。
一方でお正月の凛とした朝の厳かな感じは「霊」のようにも思います。万物霊なのかもしれません。お化けなのか、神なのか、霊なのか、ご先祖様なのか、良く分からない「年神様」です。
日本における「神様」は細かい事は言わないで、様々な矛盾も飲み込んで温かく迎えてくれる、そのような「神様」を期待しています。
「神様」とは、その様に柔軟に様々な思いを包み込むことが出来る私達、日本人の「心」そのもののような気がしてきました。
世界経済が、大破綻を迎えて世界中が自分が生き残る事だけを考える状況に成ってきたときに、このように みんなの幸せを祈る日本文化は、大きな意味を持っているようにも思えます。


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