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フィンランドの『家族』と個人主義

Posted By yukie On 2009年2月17日 @ 8:14 PM In D 東洋と西洋 | 7 Comments

みなさんこんにちは
世界の現在の「性意識」についてのシリーズ第4回! 北欧フィンランドの家族のヒミツに迫ります :wink:
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日本人よりシャイ :blush:
だと言われるフィンランドの人々の家族ってどんなのなんでしょう
気になる方はぜひぽちっと 押していただいてから、続きへどうぞ
[1]  


 
 
日本(鎌倉と御調)とフィンランド(トゥルク)の家族状況について詳しく調べた論文がありました
日本とフィンランドとの高齢者福祉の比較調査報告書(1995年6月) [2]

●日本では子どもや子どもの家族との同居が依然として多いのにたいし、フィンランドでは成人した子どもとの同居は、例外的な場合をのぞいてほとんどない。
●日本では、跡取りのただ1人の子ども(主として長男)およびその家族との同居によって構成される直系家族が、まだまだ家族類型の多くを占めている。しかしながら、フィンランドでは、一般に成人した子どもと同居する習慣がなく、核家族が家族類型の大部分を占めている。
●一人暮らしの高齢者は、フィンランドで46%にものぼるのにたいし、鎌倉で約10%、御調では約7%にすぎない。


フィンランドでは子供や子供の家族との同居は例外的で、そもそもそういう考え方が無いみたいです
じゃあ、子供とはもう交流は無いのかというと…次のデータを見て下さい

●離れて暮らしている子どもと、どの程度会っているかを聞いた。日本では「年に数回程度」(鎌倉39%、御調44%)が最も多く、ついで「月に数回程度」(鎌倉29%、御調31%)が続く。
トゥルクで最も多かったのは「週に1日程度」(34%)であり、ほとんど毎日(16%)、「二日に1回程度」(18%)も日本に比べて多い。反面、「年に数回程度」はわずか13%程度しかない。週に1回以上会う関係は、全体のなんと68%に達している。


同居はしてない…でもちゃんと会う…
これってどういう意識から?

●フィンランドでは、家族は基本的に核家族なので、そもそも同居が望ましいという価値観自体が存在せず、日本のような親子同居にもとづく拡大家族のあり方が想像しにくいのかもしれない。核家族のあり方が一貫しており、親と子は、親が元気であろうと、介護を必要とする状況であろうと、一人暮らしになろうと、同居しない、同居しないほうが良いとする人が多数を占めており、同居したほうが良いという人は、どの場合にもきわめて少数である。
●老後の望ましい生き方は?と聞いてみると、「子どもや孫など家族と一緒になごやかに暮らす」という答えは、フィンランドで約15%と低いのにたいし、鎌倉では約45%、御調では72%を越えている。
「夫婦ふたりだけでみつまじく暮らす」は、フィンランドでは約52%の人が支持しており、反面、御調では23%の人しか支持していない。鎌倉では42%が支持している。
「できるだけ自分に出来る程度の仕事を持ち続ける」は、フィンランドではわずか9%の人しか、この選択肢を望ましいとみなしていない。フィンランドでは老後は仕事=労働とは無縁の世界で生きたいと思うようだ。反面、御調では約65%、鎌倉でも44%の人が、これを望ましい老後像として選択しており、フィンランドとの大きな対照を見せている。


以上かいつまんでですが、日本とフィンランドの違いを見てきてわかったこと :roll:
フィンランドは、日本の血縁集団を母体とする家族観や、集団の役割充足に基づく労働観とは全く異なる個人主義社会である(個人主義を前提とすると血縁は関係なくなる)。
個人主義社会 ⇒ 福祉政策 ⇒ 地域社会を成り立たせるシステムが必要!
気になる次回は、このフィンランドの個人主義を成立させている「地域社会を成り立たせるシステム」についてです  見てね


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[2] 日本とフィンランドとの高齢者福祉の比較調査報告書(1995年6月): http://www.lit.kyushu-u.ac.jp/~adachi/2000/france/finland.htm

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