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日本の婚姻制、外圧変化でどう変わってきたか?

「日本婚姻史」(高群逸枝著)を再読しながら、5回の投稿をして来ました。
最後に、まとめとして、日本の婚姻史を俯瞰してみたいと思います。
その為の大切な概念が下記である。
人類は集団形態を外圧に適応して、変化させてきた。」
「集団形態の中核である婚姻制度も、外圧適応態である。」

ならば
  日本の婚姻制度は、どのように外圧により変化してきたのか?
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外圧は、自然圧力から、私権圧力(土地をめぐる闘争/お金をめぐる闘争)に変化していく。
<自然外圧>  ⇒  <土地をめぐる部族間闘争>   ⇒ <お金をめぐる個人間闘争>  
と変化していく。それに伴って     
集団婚(母系)   ⇒  嫁取婚(父系), 集団決定権  ⇒ 寄合婚(個人決定権)
と変化していく。
土地をめぐる部族間闘争に時代は、土地(それを押えている地位)を継承していくことが大切なので、闘争の主体である男の相続が大切と成る。それに適応する為に、父系の嫁取婚として(部族、氏族) の維持が可能な婚姻形態と変化してきた。
土地からお金に変化した闘争では、集団から切り離された「個人」が自由に競い合える性市場を作り、個人間の性闘争活力が一番に活力が出る形態である様に、個人に決定権を持たせた婚姻形態に変化させてきた。
<農民層>鎌倉時代以降の農民は支配層とは違って、一貫として「惣村共同体」によって自然外圧、支配外圧に適応。その為、市場経済が押し寄せてくる昭和初期まで、地域ごとに様々な共同体的母系婚姻制が、残存した。
今までの5投稿は、上表のポイントである(註)を詳細に解説した投稿です。改めてどうぞ。
(註1)「外圧から見る婚姻史1」 [3]
(註2)「外圧から見る婚姻史 渡来人と妻問婚」 [4]
(註3)「日本婚姻史のターニングポイント:群婚から私有婚へ、そして母系から父系へ」 [5]
(註4)「婚姻史のターニングポイント2 農民は母系制を維持できたか?」 [6]
(註5)「外圧から見る婚姻史12の復習~一夫一婦制(一対婚)になったのは何で」 [7]

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