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男女別学を見直す

Posted By saah On 2010年1月16日 @ 9:30 AM In E 8 日本,G その他 | 7 Comments

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(画像はこちら [2]よりお借りしました)
日本では戦前までは男女別学が主流であったのが、戦後GHQの主導により、男女共学へと替わって来たと言う歴史があります。
それがここ最近は、日本に男女共学を進めてきた当のアメリカでさえ、男女別学が急速に増えているそうです。
最近のこの兆候は、男女共学の是非、男女の役割とは何かを問い直すきっかけになるかもしれません。
以下るいネットより、男女別学の事例を紹介します。
いつものように、応援もよろしくお願いします。
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男女の脳の性差の視点から書かれた本の書評がありましたので紹介します。男女別学に関する事例も合わせて紹介されていますので非常に興味深い内容となっています。
現在、日本では少子化の流れより生徒数の確保の観点から男女共学へと移行される学校もあるようですが、そもそもに立ち返ってどうするかを考えていく必要があるように思います。
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また、この書評にある「男の子の脳、女の子の脳――こんなにちがう見え方、聞こえ方、学び方」は読んでみる必要がありますね。
(草思社 立ち読みコーナーより)
【男の子の脳、女の子の脳――こんなにちがう見え方、聞こえ方、学び方】
レナード・サックス 著 / 谷川漣 訳
「男の子と女の子は同じ学校でいいのか」
 これまで見てきたように、脳のさまざまな部位は、女の子と男の子では異なる順序で、異なる予定表に従って発達する。同じ音符を大声で歌いながら同時に小声で歌うことはできないように、学校をどちらかの性に合わせようとすれば、いきおいもういっぽうの性が犠牲になる。共学校でも男女別の学校でも教えた経験をもつベテラン教師、アンドルー・ハンターはこういう。「男子と女子がいっしょにいる教室で教えるのは、二つのクラスを同時に教えるようなものだ」
 この悪い空気を断ち切るには、女の子と男の子を別々に分けることだ。男子だけのフランス語のクラスは、男子女子がいっしょのフランス語のクラスとはずいぶん様子がちがう。男子女子いっしょのクラスでは、フランス語らしい発音でしゃべろうとする男の子はガリ勉タイプだけ、ということが非常に多い。だが男子だけのクラスでは、だれの発音がいちばんいいかを全員で競おうとする。
「男女共学の学校には、ジェンダーの固定観念に向かおうとする、不当で隠微な圧力があるのではないだろうか」とミスター・ハンターはいう。「大方の女子には、基本的に男子のものと思われている教科や活動に参加することをためらう傾向があります。いっぽう男子校では、男の子がこだわりなく本来の自分でいられる。そして男らしくないとみなされそうな分野、たとえば音楽、美術、演劇への関心を深め、才能を伸ばしていけるのです」ベルモント・ヒル・スクール(マサチューセッツ州にある男子校)の校長、リック・メルヴォインも同意見だ。男子だけの環境は、「生徒を型にはめようとする傾向や、男はこうあるべきだといった固定観念から、彼らを自由にします」。
 彼の学校では、グリークラブで歌を歌う男の子や学校の演劇で舞台に立つ男の子が、フットボールやサッカーをやる男の子より男性的でないと見られるようなことはないという。やはり男子校であるロクスベリー・ラテン・スクールの教師ブライアン・バックリーも、同じ考えをもっている。「わたしが以前教えていた男女共学の学校では、いつも女子が美術のクラスの中心にいました。しかしここでは、男子が尻込みすることはありません。この男子校では、スポーツの得意な生徒は美術も得意なんです」
 皮肉としかいいようがない。共学校にはジェンダーの固定観念を強化する傾向があり、男女別の学校にはジェンダーの固定観念を打ち破る傾向があるのだ。強力な証拠がそのことを示している。女子校の女の子は共学校の女の子とくらべて、コンピュータ科学や物理といった教科を取ることが多い。男子校の男の子は、能力的にはほぼ等しい共学校に通う男の子とくらべて、美術、音楽、外国語、文学を学ぶ例が二倍になる。
 男女別の教育の利点は、学業だけにはとどまらない。モントリオールの低所得地域にある公立校、ジェイムズ・リン・ハイスクールの例を見てみよう。五年前に校長のウェイン・コムフォードは、この学校を男女別の組織につくりかえた。女子と男子のクラスを完全に分けるようにしたのだ。この改革があってから、常習の欠席は三分の一に減り、標準テストの点数も一五パーセント上昇し、大学への進学率もほぼ倍になった。それだけでも十分すばらしいのだが、先日ミスター・コムフォードから聞いた話をぜひ紹介しておきたい。リン・ハイにまつわる表向きの報道には決してあらわれないことだが、男女別の方式に変更されてから、一〇代での妊娠の割合がいちじるしく減少したのだ。以前は一年につき平均一五人ほどいたのが、いまは一年で二人ほどになっている。
 わたしがこれまで訪れたすべての女子校で、教師、管理職、生徒指導員だけでなく、生徒たちも口をそろえて証言していた事実がある。望まない妊娠の起こる割合が、近隣にある公立および私立の共学校よりもはるかに低いということだ。もちろん、ほとんどの学校では、卵が先かニワトリが先かを判断するのはむずかしい。女子校で望まない妊娠が起こる率が低いのは、もともと妊娠しないような女の子が女子校を選ぶからだろうか? それとも女子校には、望まない妊娠を減らす何かがあるのだろうか? リン.ハイの例は後者の可能性を示している。なにしろリン・ハイの場合、生徒そのものにまったく変化はなく、カリキュラムも先生も、学校の予算も変わっていない。ただ男女別の方式に切り替えただけで、妊娠の率が低下したのだ。

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(以上 引用終わり)
上記の事例は、直接は「ジェンダーに対する(誤った)固定観念」がなくなり、それに代わり男女の性差、本来の役割の違いを素直に受け入れ、そこに応えていこうという流れに繋がっていくような気がします。
%E6%89%8B%E5%A1%9A%E5%B1%B1%E5%A4%A7%E5%AD%A6.jpg [6](「帝塚山大学 [7]」開校時の写真)
日本においてもそのような流れがが顕在化してきているのではないでしょうか。


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[7] 帝塚山大学: http://www.tezukayama-u.ac.jp/40th/40th/

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