2010年06月11日
本格追求シリーズ2 世界婚姻史の構造解明 第11回 新しい婚姻形態の提案

画像はこちらからお借りしました。
本格追求シリーズ2 世界婚姻史の構造解明 第10回 日本婚姻史から何を学ぶか?に続きまして、
今日は、「本格追求シリーズ2 世界婚姻史の構造解明 第11回 新しい婚姻形態の提案 」について紹介していきたいと考えています。
中身に入る前に、応援の一押しお願い致します。
□結婚制度の行き詰まり→一夫一婦制の限界!?
現在の未婚率・離婚率は、少子化→晩婚化に伴い増加の傾向があります。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/2777.html
セックスレスという性問題が社会問題になりその解決策が見えない現代、既婚者間では互いの家庭の話をしない、家庭に踏み込まないというのが当たり前であり、家庭で何がおきているのか?何を抱えているのかが全然顕在化してきません。未婚者からは、結婚へのマイナスイメージ(家庭へのしがらみ、子育ての重圧、金銭面)が先行していて結婚に対する可能性が感じられなくなっているのが現実です。このような意識状況からは、一夫一婦制という枠組みの限界を感じてしまうというのも自然かもしれませんね。
□一夫一婦制の限界!?≒性衰弱の何が問題?
・出生率低下→ますます進む少子高齢化→社会活力の衰弱
・男女間の性の活力衰弱→社会活力の衰弱
→総じて、活力衰弱の問題が浮かび上がってきました。
この不適応状態の解決の糸口を見つけていくことが今後の課題と考えます。
□現代の男女の意識状況
もう少しつっこんで結婚観、子育て観、恋愛観について20~40代の男女に聞いてみました。
・結婚についてどう感じていますか?
既婚者20♀「相手絶対、自分絶対という意識はないですね」「一緒にいて楽しいから結婚しました(共認充足が条件!)」
未婚者20♂「結婚に対するリアリテイーがないね」「意味も感じないしね~」
未婚者40♂「そもそも相手を見つけるだけの活力もないよ」「国家主導の結婚(お見合い)システムないかな~」
・子育てについてどう感じていますか?
既婚者30代♂「一夫一婦制の家庭環境では子育ては難しい、子供の行動や発言が意味不明なことが多くて、育て方が難しく、不安も大きい」
未婚者20代♀「結婚には可能性は感じないが、子供は欲しい!」
未婚者20代♂「出生率低下の現状に危機感を覚えますね、子供を増やしたい、日本人を増やしたい」
→様々な視点から意見がありましたが、総じて子作り、子育てはみんなが抱いている不全=みんなの課題であることがわかりました。
・恋愛、仲間関係についてどう感じていますか?
女性陣「最近の若者は男女の仲がすごくいい!!、とっても可能性を感じます。」
「ただし・・・男女で旅行にいっても恋愛に発展しないですよっ」
□以上の意識状況から見えてきた可能性は?
①自我、私権の衰弱(男女共に草食化)=一夫一婦制絶対という意識の衰弱
②子作り、子育てに関する(社会)課題意識の顕在化
③仲間意識が強い
活力再生→集団再生するためには、仲間たちによって社会課題を担っていくことが不可欠であり、可能性は②+③によって開かれていくのではないかと考えられます。
□これからの展望と新しい婚姻形態の提案
・今後、離婚率上昇+未婚率上昇+出生率下降によりシングルマザーが激増する可能性が高いです。
シングルマザーの増加から子育て不安が増大し、仲間収束を強めている世代の女は女集団の安心基盤をつくっていくのではないかと考えます。
そして、子育てを社会課題として捉える世代の男性が増える中で、男性から女性に対して子作り・子育てサポートが精神面+金銭面で支援、男が女集団に通う「通い婚」という形態をとるのではないでしょうか(複数の男たちが通う、住むというケースも考えられます。)(未婚者20♂の友人はこの形態を求めているようです、ただし性関係はなし)
それを受け、女は子供が元気に育っていく安心感から心を開き、男は喜んでいる女性をみて微笑ましいと感じるものです。
このような期待・応合のやりとりから、徐々に男女間の性関係も再生されてくるのではないかといった期待を感じられます。性は男女の活力源であり、集団統合上重要なものなのです。
この新しい婚姻形態を実現すれば、子育てを一人で行うという必要がなくなり男女共に不安が解消されます。
また、独占関係にしばられることもありません。これは、自我・私権が衰弱しているからこそ考えられる実現形態なのです。
女集団の再生は人類本来の集団形態の再生にもつながります。
□新しい婚姻形態を考える上での重要な視点とは何?(まとめ)
1・一夫一婦制(私有婚)の行き詰まり=父系性社会そのものの行き詰まりである。
・私有婚が衰弱すれば「父系性」の意味そのものが崩壊する
つまり、人類本来の集団形態、自然の摂理にそった母系性をいかにして再生していくのかが最重要課題であります。
2・日本の庶民の婚姻は、明治時代に制度発によって大転換を強いられてきました。
しかし、今ではその制度はうまくいっていない中で、制度の転換は決して難しくないと考えています。
いかにみんなの期待に合った可能性を提示できるのか?これが重要になっていきます。
今後も婚姻形態の可能性について追求していきたいと想います。
- by Hikaru
- at 23:26

comments
「通い婚」が新しい婚姻形態となっていくと言うのは面白いですねー。実は私の家でも、妻の子育てを手伝いに週に4日ぐらい女の子の友人が通ってくれており、泊まっていくのでほとんど女集団化してます(笑)
やっぱり女性は女集団があると、凄く安心・安定するみたいです。
そういう意味で、子育て不安→子育て課題を通して女集団が作られていくと言う可能性は非常に高いだろうと思います。
>①自我、私権の衰弱(男女共に草食化)=一夫一婦制絶対という意識の衰弱
若者が草食化傾向にある中、巷では草食をマイナス視し可能性がまったく無いかのような風潮ですが、むしろ草食化が今後の可能性に繋がると言うのは面白い視点ですね。
確かに、子育てを自分ひとりの課題ではなくてみんなの共通の課題として捉えようとしている傾向は強まっているように思います。
例えば、mama's cafe(http://www.geocities.jp/mamascafe2005/)の事例なんかもそのひとつだと思います。
みんなで助けあいながら子育てをするような場はもっと増えていきそうだし、その方がうまくいくだろうという感じもします。今後も注目して見ていきたいですね。
つまり、子育て課題を上手くクリアできれば、仲間婚=集団婚の可能性があるということでしょうか?確かに村落共同体で培われてきた日本婚姻史を振り返ると、成立する可能性は高そうです。また制度含め、最初は難しい課題もあると思いますが、1世代、2世代と進むにつれ、浸透していく可能性はありそうです。引き続きの追求、楽しみにしています。
最近は結婚しない人が激増しており、出生率も低下しており、明治以降本格的に日本に導入された一夫一婦制が限界にきていると感じています。
このような状況下においては新しい婚姻形態の可能性の探索はきわめて重要な社会課題だと思います。このブログで提案された「通い婚」など、男と女が1対1の関係にとらわれない婚姻が今後必要になると思います。
シングルマザーを支援する男の通い婚、面白いですね。
現代の40~50代の女性でも若い頃に離婚し、結局母親一人で子供を育ててきた人は多い。実質、一対婚関係は崩れています。
母親一人で無理をして子供を育てる中で、血縁関係が無くても安心できる女集団があったり、父親的な役割を持った男達が支えてくれたりすれば、本人も精神的にも安定するのだと思います。
この通い婚が発展し、生産も一体となった集団へと発展すると、男女の役割も子育てから生産活動を含めた役割となり、男女関係も更に深まっていくと思います。