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【共同体社会の原点(集団)を追求する】3~魚類:種間闘争圧力をバネに群れが進化

Posted By corona On 2012年2月23日 @ 9:04 PM In G その他 | 326 Comments

前回は、多細胞生物あたりの群れについて追求・分析しました。
今回は、カンブリア大爆発以降、著しい進化を遂げた魚類を中心に、共同体社会の原点(集団)を追求してみたいと思います :o
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イワシの群れ
http://www.newsclip.be/blog/diving/?p=204 [1]
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原核生物や真核生物の時代は、群れそのものが生命体であり、生物同士が群れて共同していた時代でした。しかし、カンブリア大爆発以降、様々な種が生まれ、それ故に「種間闘争」という生物にとっては新たな圧力が発生しました。
よって、この時代は、「種ごとに群れをつくり始めた」時代であると言えます。捕食対象になる小魚から大型魚類まで様々な種が生まれ、その種ごとに群れをつくり、現在まで適応してきたと言えます。
●魚類の群れを俯瞰する
よく、イワシやサバなどは、球形となって群れる姿が目撃されます。一糸乱れぬ泳ぎを見せ、その陣形は崩れることなく、広い海で常に群れをつくっています。ひとたび、大型魚類に襲われれば、群れがどんどんと食われていくわけですが、それでも彼らはその原型を崩そうとしません。
イワシやサバが群れるのは、「群れることによって大きく見せる」「情報伝達」「学習行動」「ウィルス抗体をつくりやすい」等々、様々な分析がされていますが、いまだ未解明のようです。
大型魚類は、日常は少数の群れでいる事が多く、産卵時期のみ大きな群れになる種が多いようです。磯に居つく魚は、群れではなく、あるエリアに居つくような行動をとっているようです。
哺乳類のような親子関係はほぼないようで、稚魚という個体がいきなり海の中で適応していく、非常に外圧が高い種であることがわかります。
●産卵=生殖場面を俯瞰する
魚類は、サメやエイで一部胎生型の種を除きほぼ卵生型です。受精膜だけに包まれた卵で、発生がより進みやすい形態をとっています。
産卵はメスが卵を産みオスが放精するパターンが多く、一部、孵化するまで守る種を除き、ほぼ子育てのない産み落とし型です。生殖場面では、日常群れない魚でも群れることが多いようです。
産卵を行う場所は様々です
【生まれた川を遡上】(サケ,シシャモなど)%E3%82%B7%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%A2%E7%94%A3%E5%8D%B5.jpg
シシャモ産卵
http://www.doubutsu-no-kuni.net/?p=5093 [2]
【産卵床を求めて沿岸に群れ】(クサフグなど)%E3%82%AF%E3%82%B5%E3%83%95%E3%82%B0%E7%94%A3%E5%8D%B5.jpg
クサフグ産卵
http://www.mboso-etoko.jp/top/goodlife/disp_A.asp?id=4752&group=61 [3]
【海藻が多い地域】(カツオ,マグロなど)%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%AD%E7%94%A3%E5%8D%B5.jpg
マグロ産卵http://www.geocities.jp/yoshiba1116/kume-2/sub1-6-2.html [4]
●捕食=闘争場面を俯瞰する
産卵後、彼らはまた様々な行動に移ります。
・サケは遡上,産卵後100%死に、稚魚が降海する。シシャモは、一部のメスも降海する。
・カツオやマグロは、再び回遊へ向かう。
・クサフグは、元の縄張りに戻っていく。
回遊魚や捕食対象となる小魚は、群れのままでいる事が多いようで、磯に居つく魚などは、また各々の縄張りに個体が戻っていくような行動をとります。サメなどの大型魚類は、概ね少数の群れ程度で回遊するようです。
カツオやカンパチなどは捕食する際に、隊形を組んで群れで追い込む戦略をとる事象もみられるようです。群れが、半ば闘争集団のような行動を培い、数世代を経て本能的にインプットされているのかもしれません。
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カンパチの群れ
http://all.daiwa21.com/fishing/column/suichuuseitai/contents/019/index.html [5]
群れを大きく、産卵と捕食場面に分けて俯瞰してきました。
産卵(=種の保存)時には必ず群れになっています。日常、様々な行動をとる魚類も、産卵時 には、概ねほとんどの種が群れ、あるいは同じような産卵床に集まってきます :D
卵が孵化し稚魚となるまでの時間も比較的短い一方、常に他魚種の捕食対象になりやすく、種を残す最も重要な場面で、最も外圧が高い状態であること。
より多くの同類他者が集まり、交わることで、出来る限りより多くの同類他者を生み出せること。
常に他の種からの外圧に晒される魚類は、種間闘争圧力を源泉として「群れ」をつくったと言えます。捕食や日常行動では生態系の頂点に立つ大型魚類等も、群れがなければ生まれてくることはなかったでしょう
単細胞生物が様々な種が寄り集まり、群れを形成したのに対して、魚類は、種間闘争圧力という逆境をバネに、種ごとに群れをつくり、同じ種の仲間と一緒に追従して様々な行動をとる群れをつくりだした。群れを高度化させた種であると言えると思います
次回は、両生類・爬虫類あたりを追求します!まだまだ人類には辿りつきませんが、こうなったら徹底的に追求したいと思います!


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[4] http://www.geocities.jp/yoshiba1116/kume-2/sub1-6-2.html: http://www.geocities.jp/yoshiba1116/kume-2/sub1-6-2.html

[5] http://all.daiwa21.com/fishing/column/suichuuseitai/contents/019/index.html: http://all.daiwa21.com/fishing/column/suichuuseitai/contents/019/index.html

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