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新シリーズ【東南アジアにおける、南方モンゴロイド的社会とその可能性を探る】~プロローグ

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  現代の東南アジア [3]                   古代東南アジアの各国 [4]
これまで、日本の農村を中心に、「共同体社会における生産と婚姻」の関係を見てきました。そこでは、現代の個人主義が招いた社会の行き詰まりの突破口として、新たな外圧に適応できる集団のあり方を探るため、集団における生産と、家族・子育ても含めた婚姻との関係を歴史を遡り探ってきました。
同様に世界、とくに東南アジアに目を向けた時どうなのか、東南アジアも日本と同じように近代化(≒西欧化)により、経済発展を目指して来ました。自国の更なる経済発展のために、各国との関税撤廃を求めてTPPに参加したり、積極的に外資を呼び込むなどして、GDPの成長に取り組んできています。そこでの手本は、西欧であり、また先行して先進国入りした日本です。
日本における今後の突破口は、今も残存する南方モンゴロイド的気質に基づく社会制度、婚姻制度にヒントがありそうなことが分かりました。
では日本の後を追い、追いつき追い越せと経済発展を目指してきた東南アジア諸国はどうなのでしょうか。今後の新たな外圧に適応できる糸口は見つかるのでしょうか


■東南アジアの可能性
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現代も残る東南アジアの農村風景 [8]  経済発展を目指す東南アジアの連携 [9]  アジア新興国の階層別人口推移 [10]
しかし、西洋や日本と同じ方法論で同じ道を進むということは、その行く末も又同じ問題に直面するだろうことは容易に想像できます。
日本が唯一西欧と違ったのは、表面的な西欧の価値観を取り入れ、社会制度も真似たとは言っても、母体となる集団は、古来からの本源集団、母系集団を残存していたというところです。
では、東南アジア諸国はどうなのでしょうか。
日本と同じく、南方モンゴロイドを共通祖先に持つアジア各国ですが、その社会制度、婚姻制度などは残っているのでしょうか、あるいは、その可能性はあるのでしょうか。
少なくとも島国である日本とは違い、大陸である東南アジア諸国は、様々な民族の移動や、それに伴う社会制度や文化など含めた侵略を受けています。
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    欧州列強の植民地支配 [13]            東インド会社から輸出されたアヘンに苦しむ民衆 [14]
そんな東南アジアの民族、国の歴史を紐解き検証する為に、以下の順に検討して行きたいと思います。
  ①モンゴロイドの大陸移動のルート(概要)
      南方モンゴロイドって何、その特徴は
      南方モンゴロイドの文化、性習俗
  ②宗教の到来、変遷
  ③欧州列強の侵略
      何が変り、何が残ったのか
  ④侵略からの開放に向けて各国はどうしたか
      独立、不平等条約の撤廃・・・・共産革命など
  ⑤その結果、南方モンゴロイド文化はどうなったか
    ~親日派が多く残っているのはなぜか
     (日本の文化=縄文文化の、みんなで共同でことに当る=共認統治と同じだから?)
  ⑥今後の可能性
次回からは、東南アジア(一部南アジア含む)における、南方モンゴロイド的社会とその可能性を探っていきたいと思います。
おたのしみに♪

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