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シャーマンとは何か18~世界のシャーマンの性別分布

Posted By KIDA-G On 2019年1月15日 @ 8:24 PM In B 人類500万年に亙る共同体社会 | No Comments

シャーマンのうち、忘我的な精神状態(トランス)の中で、魂が身体から抜けだして,神霊界を遍歴するのを脱魂型と呼び、その人の身体に別の神霊が憑依侵入するのを憑霊型と呼ぶ。
狩猟採集部族では脱魂型シャーマンであるのに対して、農耕部族では憑依型シャーマンに代わる。
「シャーマンとは何か17~狩猟採集社会の脱魂型シャーマンから農耕社会の憑依型シャーマンへ」 [1]

今回は、男シャーマンと女シャーマンという分類軸。

世界各地のシャーマン性別分布

シャーマン分布 [2]

【傾向1】北方系は、男性シャーマン
永久凍土地帯のサハ共和国をはじめ、シベリア地域は、ほぼ男性シャーマン。ネパールのマガル族やミャンマーのカチン族の居住地も、北方ではないが山間部。
気候条件が厳しく外圧が高い地域は、男性の持つ闘争能力への期待が大きいということだろう。

【傾向2】スンダランド系は、女性シャーマン
日本やインドネシアなど、島国や海岸沿いの地域は女性シャーマンが多い。
自然からの恵みが比較的豊かなこれらの国々では、女性の持つ同化能力への期待が大きいということか。
大らかな民族性も、ここから来ているのかもしれない。

【傾向3】民族移動の起点に、男性シャーマン女性シャーマンが混在
ロシアとモンゴルの境界あたり(バイカル湖周辺)の地域は、男性シャーマンと女性シャーマンが混在している。
地域的にそもそも混在していたのか、民族が入り乱れるうちに混生するようになったのか?

※参考図書『シャーマニズムの世界(ミハーイ・ホッパール著)』『東アジアのシャーマニズムと民俗(宮池準/鈴木正宗著)』等


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