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シニア世代の男性8割、女性7割以上が性を謳歌??

Posted By KIDA-G On 2020年9月25日 @ 12:10 AM In E 8 日本 | No Comments

人間にとって「性」の問題は重大な関心事であり、それは高齢になっても変わりません。「何歳まで、セックスができるのか?」「死ぬまで、セックスは必要なのか?」
その実態に斬り込んだのが、東大名誉教授の石川隆俊氏。がん研究を専門にしてきた医学者の探求心と好奇心で、高齢の男女に対し聞き取り調査を実施。そこから浮かび上がってきた高齢者の愛と性のありのままの姿を紹介します。

『熟年世代の性の実態を東大名誉教授がレポート(2019.2.1)』(リンク [1])より

石川先生の調査は、50代から90代のさまざまな生活スタイル持つ、男女各80名延べ160人を対象に、一対一の対話形式で行われました。
「1人、1~2時間をかけ、生まれ、育ち、恋愛、結婚生活、夫婦以外の相手との関係の話など、率直に質問をぶつけました。みなさん、性愛の記憶は実に鮮明で昨日のことのように丁寧に話してくださいました。よく聞いてくれたと、眼を輝かす方もいました。調査前は、性欲が弱っている高齢者はセックスを卒業した人ばかりと予想していましたが、事実は全く異なっていたのです」

驚くことに多くの証言から、インタビューした高齢の男性8割、女性7割以上がセックスに積極的であることが判明。80代、90代でも、性愛を楽しむカップルは珍しくなかったのです。しかも、これはごく一般的な高齢者のエピソード。地域やグループによる偏りがないかを確認するため、石川先生は同様の調査を時期と地域をかえ2回にわたり実施しましたが、やはり結果は同じだったそうです。

◆実際に高齢者はどんなセックスをしているのか?

では、実際にどんな性愛の形があるのでしょうか?インタビュー結果によると、人それぞれ。一部を抜粋してご紹介しましょう。

「今でも、薬なんか使わなくてもセックスを楽しめます」(93歳・男性)
奥さまが亡くなった後、現在は事務所の秘書(55歳、独身女性)とのセックスが癒し。歩行が少し不自由で、言葉を発する際に、時折くちごもるが、頭の働きは少しも衰えず、90歳を過ぎてもセックスは現役。

「閉経は早かったけど、セックスに問題はないです」(70歳・女性)
31歳で9歳年下の男性と結婚するが、夫の浮気で離婚。3人の子どもを養うためスナックに勤務。42歳で閉経し、55歳に再婚したが1年後に夫が病気で死去。その後も何人かの男性と同棲。「閉経後も、女はその気になればちゃんと男性を受け入れられる」と振り返った。

「ずっとベッドはいっしょ。セックスレスでも幸せです」(66歳・女性)
24歳のときに4つ上の男性とお見合結婚。子どもは2人。孫に恵まれ、結婚当時から今も夫婦一緒のベッドで休んでいる。7年前にご主人が前立腺がんになり、ホルモン治療をはじめてセックスは遠のくものの、ご主人は寝る前に奥様への親密なハグを忘れないのが日課。

「若いころと比べても、よろこびは変わりませんね」(72歳・男性)
EDになったのは3年前。いろいろ試してみても勃起せず。バイアグラに頼ると奥様を満足させられるまでに回復。最近は奥様からそれとなく求めてくることも。週2回のペースで夫婦生活を行っていて、奥様も愛液は今も充分に出ている。

「私はまだ女。好きな人ができたらセックスしたい」(70歳・女性)
51歳でご主人が亡くなった後は独り身。再婚話は何度かあったが、子ども達から猛反対。孫から慕われるおばあちゃん。「でも、私自身はまだ女なんです。これから、もしも好きな人ができたら、今でもセックスしたい」と告白。

「うつ状態からセックスレスに。徐々に再開すると落ち込みが改善」(65歳・女性)
年をとってからのセックスも頻繁。テレビで性的な場面をみると濡れてしまうこともあったが、息子さんの離婚騒動でうつに。夫の求めも拒絶。しかし仲良くしようと心掛け、受け入れるようになると、気持ちが明るく戻ってきた。

石川先生の聞き取り調査で、選択式のアンケート調査では知りえない赤裸々な実態が見えてきました。
話を聞いた多くの方は性の直接の結合(挿入)にこだわらず、長年連れ添ってきたパートナーと、愛を深めるスキンシップを持ってることも判明。
また、パートナーがいない場合でも、思い切って新しく望ましい伴侶を求めることや、異性への興味を持つことで、残りの人生を豊かにしていたのです。
驚いたのは、ほとんどの女性は閉経後でも性交痛などに悩まされずセックスを楽しんでいたこと。女性に男性を受け入れる気持ちがあれば、肉体もスムーズに反応できていました。

また、男性は若き日の女性遍歴を懐かしく話していたものの、今となっては奥様と仲良く過ごしている方がほとんどであったそうです。男と女は結婚を通じて、戦友のような関係になるのです。
「年老いてなおセックスに執着するのは嫌悪すべきと、私は考えていたのです。確かに世の中にもそういう風潮はあります。セックスはあまりにも魅力的な行為ですが、高齢者が体を絡めるさまは滑稽で見苦しいと考えるむきがあります。自分のやっている姿は見えませんからね(苦笑)。しかし、調査によって、セックスが人生にもたらす意味や価値に改めて気が付きました。また、医師としての立場から健康面への効果も知ることになりました」

◆高齢者の性のあり方とは?自然でおおらかなセックスが人生を豊かに
「高齢者のセックスは若い時のように激しいものではありません。パートナー同士が一緒に抱き合って過ごす。愛おしい相手と近づきたいという思いだけでも、充分に生きていく力になっていました。子どもの頃、『明日、遠足がある』と気分が盛り上がるのと同じ。ワクワクすれば脳内に幸せ物質のドーパミンが分泌されますが、セックスは最強です。ドーパミン分泌の減少はうつに陥る原因のひとつ。日頃からパートナーとセックスを通じたコミュニケーションを大事にすれば、うつや認知症の予防になるのは間違いないでしょう。実際、インタビューに応じてくだった高齢者は若々しく快活な方ばかりでした」

いくつになっても、セックスに対して興味を持つのは、恥ずかしいことでも、ふしだらなことでもなく、死ぬまで人生を豊かにするエッセンス。みなさんは、どうお考えになりますか?


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