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集団における生命力の源である「祭り」とは?②~宇宙、自然、生体のリズムと一体となる時

祭りという、男女が生み出す性エネルギーを中心として、万物と一体となる場。このような祭りは、日々の中でどのように行われていたのでしょうか。

 

祭りに欠かせなかった「踊り」は、「雄取り」「雄捕り」から来た語という説があります。

 

原始の人間には、動物と同じく性周期があり、それに従って性交の時期も決まっていたと思われる。その証拠が月経で、月経を巡って女たちの生理は躍動し、それを身振りにあらわして男性を挑発したのが舞踏(尻振り踊り)のはじまりとされる。

旧石器時代のスペインの壁画に、特殊な装いをして乳房を出した9人の女が、性器を勃起させた一人の男を取り巻いて、尻振りダンスで性の発情を誇示しているらしい情景がある。『日本婚姻史』(高郡逸枝著)

 

確かに、現代でも、満月・新月の時に赤ちゃんが生まれやすかったり、排卵や生理出血があったりと、命を宿す女の身体は月の満ち欠けと連動していると言われています。女の身体のリズム=月の満ち欠けと連動して祭りは行われていたのではないでしょうか。

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画像はこちらからお借りしました [2]

 

普段は、狩りなどを役割の中心にしている男集団子育てや採集を役割の中心にしている女集団に分かれて過ごしていたと思われますが、その男女が月の満ち欠け=女の性的欲求が最大限に高まるタイミングで顔を合わせる。女は男を挑発し、男はそれに応え、男女の和合エネルギーが全てを包摂する。

宇宙、自然や生物、そして、生体のリズムと一体となった祭りは、エネルギーが最大化する、男女が最も解放される場になる理由になりそうです。

なお、月の満ち欠けは、明治までの長い間、暦としても使われてきました。そこからも、月の満ち欠けは人々のリズムであったと言えそうですよね。

性も、婚姻も、宇宙、自然、生体のリズム、男女の役割、それらと密接に関連している。

そう考えると、様々なリズムと切り離れ、男女の役割を見失っている現代の男女関係や婚姻関係が、混迷し、行き詰まるのも当然なのかもしれません。

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