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万物との一体充足回路を基盤とした脳の発達②

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(画像はこちら [2]からお借りしました)

 

万物・自然との一体化を左脳に置き、その上部に観念回路を形成し、本質を抽出することで脳容量を発達させてきた初期人類。

 

過去に本ブログで紹介 [3]した、脳卒中を経験し左脳に機能障害を起こしたテイラー博士についても、あらゆる対象と一体化し、一体充足で充たされた至福の境地へと向かっています。

>右脳マインドは、宇宙が織物のように複雑にからみあい、お互いに結びついていることを理解しています。

境界についての知覚が全くないので、右脳マインドはこんなふうに言います。「わたしは全ての一部。わたしたちは、この惑星上の兄弟姉妹。わたしたちは、この世界をもっと平和で温かい場所にするのを手伝っている」。右脳マインドは、生きとし生けるものがひとつに調和することを思い描きます。

 

 

この事と前回の記事より、テイラー博士は左脳内の観念回路に障害が起き、左脳の基底部にある万物との一体化回路と右脳側の本能共認回路が残った状態と思われます。

 

またテイラー博士は、脳卒中を経験し左脳の機能を失った後、左脳の言語中枢が回復し再び機能し始めることができており、観念機能の再生を実現しています。

 

本来は子どもの時期に脳の成長が終わりますが、注目したいのはテイラー博士のように大人の段階でも、大きな外圧に直面し、一体化欠乏を高めたこと。一体化充足回路を基盤とし、未知をとことん追求することで、脳機能を再生できるとも言えるのではないでしょうか。

 

 

上記の事例は極めて稀なため、普遍的だとは言えませんが、現代人にとっても、大きな外圧を捨象せずに受け止め、己自身の無能(余計な観念)を直視すること・いかに乗り越えるかを未知追求することが脳機能の強化につながるのではないでしょうか。

 

次回以降では、人類の脳回路や脳容量の変化などを扱っていきたいとおもいます。

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