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日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2 総集編

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みなさんこんにちは 😀 最近性の充足話をしましたか?

お仕事で疲れたとき、ちょっと息抜きにと気心の知れた人と性の充足話 をしてみてはいかがでしょう(*^^*)

不思議と疲れが癒されていく 感覚になるはずですよ

このブログをそのきっかけにしていただければ幸いです

今回は「日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2」の総集編

性の充足を振り返り、今後の可能性を探っていきましょう

応援よろしくお願いします


http://bbs.jinruisi.net/blog/2012/03/001073.html [1]

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シリーズ1 では、戦後まで続いていた『夜這いの性』を紹介しました。

そこに描かれていたのは、現代のような彼氏彼女や夫婦関係とは全く違った性の有り様でした。

開放的な性の有り様や、みんなが互いの性を取り持つ仲間関係は現代とは正反対。

夜這いの頃は周囲の充足度を敏感に察知し、自分ではなくみんなで充たすことで集団を作り上げていました

集団みんなにとっての性(婚姻)とはどのようなものだったのか。

それを原始時代まで遡って調べたのが シリーズ2 です。



1、日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2 目交い~見つめあう充足の性(極限時代) [2]

2、日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2 溶け合う充足の先に見た精霊(極限時代) [1]

3、日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2 万物を対象に磨かれ続けた応合意識(極限→縄文) [3]

4、日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2 縄文の源流をタヒチにみる ~性は日常・性は充足~(縄文) [4]

5、日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2 原初の社会空間(まつり場)は充足発で形成された!(縄文) [5]

6、日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2 渡来人も魅かれた縄文の共認風土 [6]

7、日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2 武家社会の本源性は、縄文女によって継承された [7]




①目交い~見つめあう充足の性(極限時代) [2]
極限時代の人類にとって共認充足は命綱でした。

人類史のうち99.9%の歴史は、洞窟から一歩外に

出れば他の動物に食べられる危険がある極限時代。

共認機能を持つ人類にとっての性は、子孫を残すことよりも

(もちろん必須ではあるが)共認充足を得ることが第一目的となった




溶け合う充足の先に見た精霊(極限時代) [1]
共認充足とは、相手との同化によって得られる充足。

踊りを通じてトランス状態になり、

自他の境がなくなるまで同化し、

充足を高めたのが極限時代の人類です。

目前の相手を越えて周りと一体になるチャネリング充足が、

始原人類の性の充足です。

現代でも代々木忠の例リンク [8]リンク [9])があります。



『万物を対象に磨かれ続けた応合意識』 [3]
性充足⇒同化能力を高めた女たちは、

自然とも同化し会話できる(応合する)

シャーマンとして、集団の中に位置づけられていことになります。

とりわけ、自然の些細な変化(ex.天候の予測、潮の流れ、植物の変化)

をキャッチして生きる漁労・採集部族には女シャーマンが多く見られます。(狩猟は男シャーマン)



『縄文の源流をタヒチにみる ~性は日常・性は充足~』 [4]
豊かな自然に恵まれた縄文やタヒチでは、
自然圧力が低く、
仲間との期待圧力(=同類圧力)が主要な圧力になります。

そのため、共認充足を高めるための追求が第一課題でした。

だから性の充足も追求が半端ではありません。

性の充足は個人の充足を超えて、集団みんなにとっての充足・活力源になっているのです。



『原初の社会空間(まつり場)は充足発で形成された!』 [5]
豊かな自然に恵まれた環境では、

自然に対しても肯定視や感謝が中心です。

対して、貧しい土地では、自然に対しての支配視が芽生えます。

この肯定視か支配視かの違いは、

集団間の関係性にも大きく影響します。

縄文時代、集団間をつなぐ婚姻様式は共認充足を

最大の期待としたクナド婚でした。豊かな縄文では肯定しをもって他集団と繋がっていたのです。

緊張関係を和らげる為に、生まれた世界の交叉婚と比較すると、縄文のクナド婚はとても大らかで肯定性に富んでいます。




『渡来人も魅かれた縄文の共認風土』 [6]
縄文晩期から弥生時代以降は、大陸からの渡来人(江南人)が日本に上陸します。

縄文人と江南人が融合したのが弥生人、婚姻様式は大陸由来の対偶婚でした。

後に韓人(扶余族+倭人)と弥生人が融合したのが西の古墳人で、婚姻様式は妻問婚。

韓人は妻子共々一族で渡来し、婚姻様式も大陸由来であり、後の公家社会の婚姻様式となっています。

対して、縄文人と高句麗人が融合したのが東の古墳人。

高句麗人は男だけの遠征部隊で縄文女と融合し、集団を形成していきました。

これが後の武家社会へと発展していきます。

同じ支配者でも武家社会と公家社会では、共同体気質の違いが大きく、東北や東日本での縄文気質や共同体気質は、縄文女が継承していきました。

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以上が、シリーズ2の総集編です 😀

性の充足とは、集団全体の共認充足であり集団の活力の源

性は日常会話と同じく当たり前のようにそこにあり、かつ隔てなく皆に開かれたものです。
また、タヒチに見られるように女たちを中心に性充足を高めるための追求も半端ではないです 戦後まで夜這いという形で、上記のような性のあり方が継承されてきたのも、縄文精神を引き継いできた縄文女がいたからでしょう

このように元々充足・活力の源である性は、現代ではセックスレスという形で間逆に進んでいます。

今後さらに性は衰弱してしまうのか、はたまたシリーズ2のように性は集団の活力として再生されていくのか。再生していくとすればどのような道筋を歩んでいくのか。

そのロードマップを大胆に仮説立ててみよう というのが最終シリーズ3です

その最初として、次回は、夜這いが戦後どのように崩壊し、変わって一対婚が浸透していったのかを記事にします… 楽しみにしていてください 😀

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