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2016年01月07日

10/14実現塾「サル・人類史年表3」~大型化・凶暴化して制覇種となった類人猿

引き続き、10/14実現塾「サル・人類史年表」の議事録要約版を投稿します。
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原猿と真猿の定義をまとめると、次のようになる。
拇指対向性と立体視機能を獲得したのが原猿である。この樹上機能によって繁殖した原猿たちが同類同士で縄張り闘争を繰り広げる。本能にはない同類闘争の同類闘争の不全感を揚棄するために原猿たちは共認回路を形成した。この親和充足共認の機能によって原猿のオスたちは不全感を和らげたが、縄張りを確保することはできなかった。それに対して、縄張り確保という課題共認⇒評価共認⇒役割共認⇒規範共認というオス同士の闘争共認を形成したのが真猿である。

では、類人猿の定義は?何を以て類人猿と呼ぶのか?

学界ではテナガザルを類人猿としている。テナガザルがチンパンジーや人類の共通祖先であることがその根拠であるが、その行動様式や共認内容が、それまでのサルと変わりがなければ、テナガザルを類人猿に含めることに意味がない。
テナガザルは、細い枝にぶら下がって移動するために小型化、軽量化した種である。それに対して、チンパンジーやゴリラたち類人猿は大型化の道を選んだ種である。
真猿たちが、現在見られる様な比較的安定した棲み分け分布を示す様になる前は、新たに登場した真猿他種との間で、激しい種間闘争が繰り拡げられた。チンパンジーやゴリラやオランウータンは種間闘争に対応して大型化し、夫々の棲息域で勝ち抜いて他種を圧倒した制覇種である。実際、彼らは制覇種だけあって、かなり凶暴である。
つまり、木の枝の先の果実を採るために小型化するよりも、真猿他種を蹴散らして縄張りを拡大する方が手っ取り早い。そのために大型化・凶暴化路線を選んで制覇種に進化した真猿を類人猿と定義することができる。

では、類人猿のDNAを受け継ぐ人類は、その凶暴性から脱却できたのか?or脱却できるのか?

この問題を追求する上で、注目すべきは、チンパンジーとDNAがほとんど同じボノボである(むしろチンパンジーより人類に近いとされている)。
「チンパンジーよりもヒトに近いボノボ」
DNA上はチンパンジーと変わりがないにもかかわらず、ボノボの行動様式はチンパンジーとは正反対で、凶暴さは影を潜め、性によって集団を統合していると云っても過言ではない。「性の問題を力で解決するチンパンジーと、力に関わる問題をセックスで解決するボノボ」と対比される所以である。

ボノボもチンパンジーから枝分かれした種であって、元々は大型化・凶暴化によって種間闘争を勝ち抜いた真猿であった。
ところが、その後、ボノボは大河に挟まれた特殊閉鎖地域に隔離されて生息することになる。この閉鎖された地域では同類闘争圧力(とりわけ種間闘争圧力)が衰弱し、かつ食糧が豊かで餓えの圧力が低下した。その結果、ボノボにとっては、同類闘争よりも共認充足を高めることが第一義となっている。その中心は性(雌雄の解脱共認)である。充足の中心を成すのが性であり、ボノボは年中、おしゃべりと同じ感覚でセックスを楽しむ。雌雄間の性交だけではなく、おとなの雄同士や雌同士、おとなと子ども、子ども同士など幅広い組み合わせで、キス、オーラルゼックス、性器の愛撫、二頭の雄がペニスをぶつけ合うペニスフェンシング、雄が雄の上に乗るマウンティング、発情期の雌同士が性器をこすり付けあうホカホカなどの行動が観察されている。こうした行動は通常オーガズムには至らず、コミュニケーションが主眼のようで、敵意がないことを伝える、興奮を静める、挨拶する、緊張を和らげる、絆を深める食べ物を分けてもらう、仲直りをするといった目的で行うこともあれば、単に快感を求めて行う場合や、こどもの遊びが性交の練習になっている場合もある。
稀に同類闘争の緊張が高まっても、敵とメスが性交して、同類闘争を解消してしまう。

このボノボの事例は、DNA上は大型化・凶暴化の道を歩んだ類人猿であっても、その後の外圧状況によっては凶暴性が薄れ、共認充足(性充足)によって集団を統合することも可能であることを示している。
では、人類はどうであったのか?(次稿)

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