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2011年09月15日

新シリーズ【男女関係の行き詰まりと可能性】~プロローグ

みなさん、こんにちは
新しいシリーズを始めていきますよ!
あらためて当ブログをざっと読み返してみましたが、これまで扱ってきた内容は、世界各地の婚姻様式・婚姻形態、共同体社会の歴史・構造、日本人の起源や可能性などが中心で、意外に現代的な男女関係や婚姻に関する記事は少ないですね。
そこで今回の新しいシリーズでは、現在の男女関係に焦点をあてて追求してみます。
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ここ数十年の男女関係における現象やキーワードを振り返ってみると、非婚・晩婚化、離婚率の上昇、少子化、セックスレス、不倫、草食男子(肉食女子)、婚活ブーム、育メン、事実婚など、さまざまな問題があげられますが、これは男女間の行き詰まり、さらには婚姻制度に代表される私権制度の行き詰まり現象を示しており、大きな社会問題であるといえます。
なかでもセックスレスや少子化は種の存続という人類的な課題であり、きわめて大きな問題であります。
にもかかわらず、男女間の問題について徹底的に原因追求し、新たな可能性が提示されることなどは、殆どありませんでした。
それは、婚姻制自体は国家制度でありますが、その元となる性や男女関係は1対1の個人の課題と捉えられ、半ば捨象されてきたからではないでしょうか。

当ブログでもこれまでに追求を重ねてきていますが、婚姻制や性関係外圧に適応するために集団において生み出された適応様式であり、統合規範であります。また、その集団の統合力や活力度は、集団の再基底部に位置する男女間の性の活力に規定される関係にあります。その意味で、先が見えない現代の社会を考えていくうえでも、男女関係の問題は極めて大きな意味をもった課題だと捉えられます。

ところで、先にあげた現象群は一見悲観的なマイナス現象にしか見えませんが、離婚も非婚も不倫も、古く、可能性のない私権社会(集団)からの離脱現象と捉えると、それは新たな場、充足を求めての可能性現象と捉える事も出来ます。

今回のシリーズでは上記のような問題意識をもとに、主要には1970年の貧困消滅以降の男女関係の実態を押えながら、社会構造の変化、意識潮流など、様々な視点からの追求を行ない、次代の新たな男女関係や婚姻様式を探っていきたいと思います。
シリーズとしては、概ね以下のような構成で考えています。
Ⅰ 婚姻関係  
①近年の婚姻動向~非婚・晩婚化
②近年の婚姻動向~離婚の増加
③近年の婚姻動向~婚活ブームとは?

Ⅱ 性の衰弱  ④セックスレス現象
⑤草食男子、肉食女子とは?

Ⅲ 恋愛関係の変化  ⑥独占の関係から仲間関係へ
Ⅳ 子育て課題  ⑦少子化の実態と要因
⑧共同体社会の子育てとは?

Ⅵ 女子力  ⑨女発の男女関係の可能性

以上、進めながら、新たな視点も加え、組み替えていくこともあろうと思いますが、どうぞよろしくお願いします。 😉

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