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2011年09月20日

【男女関係の行き詰まりと可能性】~①近年の婚姻動向<非婚・晩婚化>


(画像はコチラのブログからお借りしました)
近年における日本の結婚についての状況として、未婚率が上昇し非婚・晩婚化が進んでいる、また離婚率が増え続けているといった現象が挙げられると思います。
上記の潮流は現在も続いているのでしょうか?
今回は、近年の婚姻動向として、まず非婚・晩婚化の状況を押さえてみようと思います。
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●非婚・晩婚化
まず、未婚率のデータを見てみましょう。下図は、年齢別未婚率の推移です(クリックすると大きくなります)。

社会実情データ図録様よりお借りしました)
男女とも、各年齢層ともに1970年を境に未婚率が急上昇していることがわかりますね。
1970年に、20代後半男子の未婚率が50%以下、女子は20%以下であったのが、2005年には、20代後半男子の未婚率が70%以上、女子もほぼ60%に上昇しています。
1970年といえば、日本全体が豊かさを実現した時代です。戦後の貧困な状況から豊かな生活を志し、全国民が一貫して日本の高度成長を支え成し遂げてきた結果、「一億総中流」と呼ばれるほどに日本全体が豊かになったのです。
その結果、社会現象として現れるようになったのが「女性の社会進出」。それまで、男が外(会社)で働いてお金を稼ぎ、女は内(家庭)で家事・子育てというスタイルが一般的だったのですが、女性も家庭の外に出て働き始めるようになりました。
下図は、女性の年齢別の労働力率の推移ですが、20代後半や30代前半の女性の労働力率がちょうど1970年以降から急上昇し始めており、未婚率の上昇とピタリと一致します。
現在では女性も大学に進学して就職するのがほぼ当たり前といえますが、1970年以前では稀だったんですよね。

厚生労働省 雇用均等・児童家庭局「平成16年版 働く女性の実情のあらまし」より)
ところが。。。2005年以降の動きに注目です!
20代後半や30代前半の未婚率が、男についてははじめて低下し、女についても伸びがなだらかになっているのです。これは、これまでの流れが変わったことを意味するのでは???
社会進出した女性は元気があり、男は元気がなくなったと言われるほど、女性の活力が上昇していた頃もありましたが、最近ではあまりそのようなことも言われなくなった気がします。
’90年のバブル崩壊以降、相次ぐ金融機関の破綻と出口の見えない不況が立ち塞がり、’00年くらいから『先が見えない』といった漠然とした不安感・不全感が意識下に広がっていきました。
これは、安定・充足を求める女性に対して特に強く働くことになり、それまでの女性たちの元気を奪っていったのではないかと考えます。
そして、目先的に安定を求めた結果が、女性を『結婚』に向かわせたのではないでしょうか。
結婚といえば、プロポーズは男から。。。みたいに、これまでは男発だった気がしますが、もしかすると最近では女発に転換している???
このあたりは、もう少し追求してみたいですね。
次回は「離婚の増加」について見ていきます。お楽しみに~

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