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2011年10月04日

【男女関係の行き詰まりと可能性】~③近年の婚姻動向<婚活>

最新の男女意識を探る上で、先週は離婚の増加を取り上げました。今週は、近年、流行語にもなった「婚活」 を取り上げてみたいと思います。
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「婚活」とは、
結婚活動(けっこんかつどう)とは、結婚するために必要な行動。略称は婚活(こんかつ)。就職活動(就活)に見立てて社会学者、山田昌弘が考案、提唱した造語。言葉が初めて世に出たのは、『AERA』2007年11月5日号
ウィキぺディア-結婚活動より
にあるように、社会学者さんとジャーナリストにより取り上げられた造語のようです。同時期には“肉食女子”“草食男子”などのキーワードも流行りました。その一方で、実際人々の意識はどうだったのか?
今日は「婚活」を通して、男女意識潮流について追求してみたいと思います 😮
byさーね
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「婚活」という言葉が出ていますが、それに対して、世間の人々の意識が果たしてどうだったか?まずは、データをみていきたいと思います
●独身男女の結婚意思と異性との交際状況(2005年)
社会実情データ図録
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データからは、結婚意思は80年代からあまり変わりがないようです。結婚するつもりがない人々が微増している程度で、20年間はあまり変化がないと読み取れます。
●婚活に関する調査
リサーチバンク
■調査結果:有効回答 2349件
■調査期間:2009年11月13日から11月16日
男性全体(n=1177)
している 13.9%
していない 86.1%
女性全体(n=1172)
している 13.7%
していない 86.3%

「婚活」という言葉が世に出て2年後のアンケートですが、婚活している人の方が少ないんですね。一方、偶然かはわかりませんが、先の結婚意志に関するデータの“いずれ結婚するつもり”と“婚活していない”とはほぼ同じ割合です。婚活してまで結婚したいという意志の人が、全体の14%程度と考えると、残り86%の方は「婚活」には程遠く、良い人が見つかれば…というくらいの意識なのではないでしょうか。
どうやら、「婚活」ブーム前後の意識は変わらないようです。では、男女意識状況と背景を探ってみましょう。
婚活というと、どうも女性側の婚活が注目されたように感じます。例えば、“肉食女子”のように、草食化する=言い寄ってこない男性に女性から積極的にアプローチするケースが多くなってきたように思います。
一方の男性はどうか?というと、“草食男子”に代表されるように、80年代のような女性に群がるような行動は影を潜めています。
それはなぜか?
しかし’70以降、性権力の肥大化によって、もはや衰弱した私権の力では、女をどうにも思い通りにはできなくなってしまった。
つまりは、『男が力の基盤を失った』ということを意味する。これが、セックスレスの根本原因であり、まともな男ほど性闘争を放棄してしまった。

参考サイト
セックスレスを引き起こすほど、男は、女性をモノ(独占)するための力の基盤を失い、性という課題を放棄し、それが今日、草食男子まで生み出した。
一方の女性はどうか?
男性は恋愛を避け、二次元へ逃避するか、能力収束を強めている。更には「婚姻制は男にとって不利だ」と婚姻をも避け始めている。そのような男性の性捨象を受けて、女性の方は恋愛よりもなりふり構わぬ「婚活」に意識が向かっているようだ。
参考サイト
よって、近代には全くなかった、女性から婚活するような状況になったのではないでしょうか?
さらに言えば、「婚活」とは、私権(お金第一,身分第一等)社会の枠の中で、一対婚制度(生涯固定)や自由恋愛(駆け引きに代表されるような自我の性)を触発するためだけの言葉なのではないでしょうか。
「婚活」ブームも今や消えつつあります
それは一対婚制度や自由恋愛が完全に機能しなくなったことを示しており、これまで、社会において、まともに取り上げられなかった男女関係の新たな可能性を創りだしていく時期にきているのではないでしょうか 😮

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日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2 総集編

みなさんこんにちは 😀 最近性の充足話をしましたか? お仕事で疲れたとき、ちょっと息抜きにと気心の知れた人と性の充足話

私は彼が沖縄を愛しているので、畏敬の念を抱いてその古い男です自分たちの国を愛し、宮殿があった。祖父は言った: “今年は、私が日本人を嫌い、日本の薩摩は、私たちを占領している中国の人々は、私たちは前に、私は彼らが好きですが、最近になって一部の人は沖縄は中国であると言うと、私は少し迷惑だった助けた。”

hermes 3000 共同体社会と人類婚姻史 | 日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2‐6 「武家社会の本源性は、縄文女によって継承された」

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