2013年03月29日
日本婚姻史に学ぶ共同体のカタチ シリーズ2‐6 「武家社会の本源性は、縄文女によって継承された」
幕末、初めて日本に来た欧米列強は、日本の支配者層である武士階級の質素・倹約ぶりに驚嘆したと言われています。
縄張りを廻る武力闘争の結果、身分による序列統合社会となったという点では、日本も西洋社会と同じです。しかし、西洋は極端な身分格差を形成するのに対して、日本は中世以降、格差の小さい社会を志向します。
日本の支配者層の歴史を遡ってみると、平安時代は公家社会ですが、鎌倉時代からは武家社会に移行します。公家社会では、宮廷の中で優雅な遊びに打ち興じているのに対して、武家社会は後に武士道を生み出し、闘争規範を確立していきます。
【公家社会】(画像引用元) 【武家社会】(画像引用元)
★同じ支配階級でありながら、この違いはどこからきているのか?
今回は、公家社会・武家社会の出自を紐解き、婚姻史の視点から「日本の共同体のカタチ」を探っていきたいと思います。
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- posted by matuhide at : 2013年03月29日 | コメント (0件)| トラックバック (0)