2015年03月05日
日本人の家族観 変化する意識・変化しない制度
●強固な日本の家族制度
現在、結婚後に夫婦が違う姓を名乗る「夫婦別姓」は法制度として認められていません。“夫婦別姓は違憲でない”という判決が、東京地裁によって2014年に下されたばかりでです。
婚外子の出生割合については、日本は2パーセントほどで、アメリカでは40パーセント、北欧やフランスでは50パーセント以上あり、日本の低さは際立っています。また民法は、婚外子の相続分は婚内子の半分と定められています。
1980年代にDINKs(ダブルインカムノーキッズ)という言葉が流行しましたが、実態としては結婚した夫婦の多くには子どもがいます。子どもを持たない、と選択する夫婦は少ないといえます。
また現在、4組に1組の結婚が、結婚前に妊娠しその結果を受けて結婚するという、いわゆる「できちゃった婚」です。日本の男女の多くが、「子どもを持つことは結婚によってのみ可能である」と考えていますし、結婚する唯一の理由が「子どもを持つため」と考える男女も少なくありません。
- posted by KIDA-G at : 2015年03月05日 | コメント (0件)| トラックバック (0)