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2012年04月14日

【世界の神話から見える男女の性】~日本神話からは、何が見えるか?~

・各国の「神話」を分析することで、民族固有の集団特性、男女関係の特性などが掴めないだろうか?と興味を持ちました。
そこで、まず「日本国」から始めることにしました。
日本の神話といえば、「古事記」と「日本書紀」です。
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日本の男女の神々は、何を私たちに語り掛けてくれているのでしょうか。

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①「性」について;南方の母系制→大陸系の父系への変化
cf)日本神話と精神医学
「日本神話と精神医学-4-「神話における女性性」」からの紹介

今回は神話で語られる女牲性について述べます。太陽神アマテラスは海神スサノヲの姉であり、荒ブル弟をどこまでも受容していく。しかしスサノヲの乱暴狼籍が続き、織り殿に逆はぎした斑馬を投げ入れられ、驚いて織女が火陰(ほと)に梭(機織り道具)をつきさしてなくなったため、さすがに参ってしまい天の岩屋戸にこもってしまいました。このように日本の代表的女神は姉や母・妻として身内の男性の荒々しさを出来るだけ許容しますが、限界が来たら退くというありかたをしています。

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 オオナムチの場合は八十神達に二度殺されて、母神に二度も生き返えされています。母神がオオナムチを産んだだけでなく、再生の手伝いをもしています。
 その後は黄泉の国において、スサノヲの娘でありオオナムチ(大国主、大物主)の妻である須世理姫はオオナムチが父スサノヲに過酷な試練を与えられ危機に陥る度に、助け船をだしています。この場合女性は夫や彼が一人前の男性になるために知恵を貸しています。男性は女性の助けなくては一人前になれないということです。
 ヤマトタケルの場合は荒々しい西征のあと、父景行天皇に休む暇もなく東征を命じられました。ヤマトタケルはおばのヤマトヒメから神剣草薙の剣をもらい東征に役立てます。さらにオトタチバナヒメの自己犠牲により戦士の手柄をたてます。このように神話の女性達は男性を再生させる助産婦的ありかたをしています。

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オオハヌチは、出雲神話の主役で、全国の国津神の総元締みたいな存在、「因幡の白兎」でウサギを助ける神様、七福神の「大国様」という、スーパースターの神様です。が、その出世物語は、母や妻に助けられると言う、【母系文化】を残している物語である。
一方で、イザナギとイザナミの話は、母系文化が大陸系の【父系文化】に駆逐されて行く様子を伝えているのだと思います。
『最初の結婚でイザナミ(女)が先にイザナキ(男)を誘ったので手足のない蛭子、不具の子であったので葦の船に乗せて流した。』
『結婚をやり直してイザナキ(男)がイザナミ(女)を誘い、男女の交わりをして産んだ子が淡路島である。』

②南方系や、大陸系など、さまざまな民族の神話と類似した神話が組み込まれている。
-1南方系の神話との類似
・連合国家の構成員の一派は、南方出身者でその守護神は南方神話を持っていた。
cf)「日本神話と類似神話を持つ地点は南方諸島に多い」より①~⑨の類似神話が見られる
①国生み神話⇒インドシナ半島
②島釣り型⇒ニュージーランド、ニウエ島、ハワイ諸島、マルケサス諸島
④島生み型⇒ニュージーランド、ハワイ島、ソシエテ諸島、マルケサス諸島
⑤火の起源神話⇒トロブリアンド諸島、ポリネシア
⑥死者の国訪問神話⇒ニュージーランド
⑦穀類起源神話(農作物起源神話)⇒セラム島、ニューギニア、ポリネシア
⑧死の起源神話⇒ポソ、ニューギニア
⑨産婦焼き神話⇒ミナハッサ、パラオ諸島、ケイ諸島
-2大陸系とも類似
・連合国家の別の一派は、大陸出身者で、守護神は大陸神話を持っていた。
・スキュタイ人の神話→高句麗神話→日本神話と東廻りで伝承
 スキュタイ人の神話→ギリシャ神話と西廻りで伝承され 
⇒結果的に日本神話とギリシャ神話は酷似
cf)「日本神話の考察 スキュタイ神話との類似性は何を意味するのか?」
cf)「日本神話とギリシャ神話との奇妙な類似」より
『日本神話とギリシャ神話は従来考えられていたより、ずっと特異な類似と見なされることが分かってきた。更に死者が冥界で食物を摂取したため、上界への帰還が不可能になったという話についても世界各地にあるが、冥界訪問神話と結びついて文脈のなかに組み込まれているのは、日本神話とギリシャ神話に特有のものだった。』
cf)「日本神話と類似神話を持つ地点は南方諸島に多い」
より
③恐ろしく多くの神々が登場する。(さまざまな物語が、ばらばらに混在する形で編成)
⇒征服国家ではなく、連合国家であった。(和を持って貴しとなす。⇒日本人の「和」の文化)
征服国家だと他の守護神は死滅し記載されませんが、多部族の連合国家であった為にすべての部族の守護神を登場させて、評価を認知~固定化するために公文書に記載したのでしょう。それゆえにさまざまな神が登場し、多くは酷評されています。
cf)「古事記を書かせた(=天皇の先祖)は,江南人だったのか?」
 
「古事記」は支配者となった大陸系部族(≒天皇系)が、自らの正当性を連合部族たちに浸透させるために作った。
一方で「日本書紀」は大陸に向って、当時の日本も文化的な国家であると、中国版の「書記」を真似て由緒ある家系であると主張するために編成したらしい。
:roll: :o 以上のように日本神話からは、自然を畏敬する日本人文化の起源がみられ、侵略ではなく融合(連合国家)することで統合していくと言う平和な文化を持っていたことがわかる。

統合されていく中で、大陸系や南洋系などさまざまな部族連合だったが、大陸文化の一派が支配者層になり母系から父系文化へと移行していったと言う事が見えてきた。

日本以外の、世界の神話からは、どのような民族特性や、男女関係の特性が見えてくるのであろうか?
次は、男女関係が豊かな「ギリシャ神話」を扱ってみます。
ご期待ください。

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