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2013年02月28日

【共同体の母胎は女性が生み出す充足空間】~2.共認充足が命綱(極限時代)

前回よりスタートした新テーマですが(前回記事はコチラ)、前回は「女の充足力」の原点が人類に進化する以前の原猿の時代に遡ることを見てきました。
今回は、サルから人類に進化した直後の原始人類の集団に着目し、女が生み出す充足空間がどのようなものであったのか(サルとの違い)、またその充足空間が集団にとってどのような位置付けであったのかを見ていきたいと思います。
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       (画像はコチラからお借りしました)

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◆仲間との充足が生きる希望(唯一の命綱)
原初の人類は、樹上世界に生活していたサルとは全く異なり、想像を絶する様な過酷な自然圧力・外敵圧力に直面した極限状態にありました。

人類は極限的な生存圧力下で本能が機能しない状態にあった
極限時代の人類は、樹上に身を隠すこともできず、獣から逃げきれるほど速く走ることもできず、洞窟に隠れ棲んで、獣に襲われにくい夜にこっそり食べ物をとりにいくような状態で、しかも、他の獣の食べ残した動物の骨の髄をすすったり、虫や落ちた木の実など、サルよりもずっと劣った食べ物をほんのわずか得られるかどうか。人類という種が生き延びられたのは本当に奇跡に近い状態でした。

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               (画像はコチラからお借りしました)
生き延びることすら奇跡的だったように、周りには自集団以外の人類集団は存在しておらず、単位集団で洞窟に隠れ棲んでいた状況です。さらに強力な飢えの圧力に晒されて本能機能が完全に不全状態に陥った始原人類にとって、サル時代に獲得した共認機能が生きるための唯一の可能性でした。
人類が地上で適応するために始めた直立歩行の訓練は、右・左と足を踏み鳴らすうちにそれが踊り(祭り)になりました。全員で同じ動作を繰り返すことの一体感が仲間との充足を生み、一時本能不全を忘れることができたと想像できます。この仲間との充足を「生きる希望(唯一の命綱)」にして、約500万年もの長い間を生き延びてきたのです。
◆女が充足空間をリード
踊りは本能不全からの解脱充足になりましたが、加えて強力な解脱充足を生み出したのは男女解脱充足(性充足)でした。男女解脱充足回路はサル時代に形成されましたが、人類に進化した後にどのように作用したのか、また極限的な外圧状況によってどのように強化されたのかを見ていきたいと思います。

実現論 第一部:前史 ト.人類の雌雄分化と人類の弱点
サル以来はじめて自らの不全感を直撃された人類の女は、サル以上に極度に首雄(ボス)への依存収束を強め、首雄(ボス)収束⇒応望収束回路を発達させ、専ら解脱収束を強めて強力な解脱収束⇒性機能収束回路を形成していきました。人類の女は徹頭徹尾応望存在となり、自らの役割欠損を専ら性機能に収束させてゆく性的存在となりました。全ては首雄の期待に応えて役割充足を得るためであり、男たちはそんな女たちを、純粋にかつ積極的に肯定視してきました。

女が“徹頭徹尾応望存在”となって性機能に収束してきた証が女性の身体にあります。
まず女性の顔には髭がありません。人類が共認充足を得る上で「表情」は非常に重要な位置にありますが、女は男に対して豊かな表情で深い充足を与えるために、できる限り顔から毛を無くした(退化)と考えられます。次に女性の乳房は胸に2つありますが、これは人類だけに見られる形態ですね。乳房を顔に近い位置に集約して魅力的にしたのは、男の性充足を少しでも高めるために、乳房を授乳機能だけでなく性機能に昇華させた結果ではないかと思います。
このような女たちを男たちは全的に肯定視し、その結果人類の男女は性行為を通じて深い解脱共認充足を得ることができるようになったと考えられます。
人類と他の動物のセックスを比較するとイメージしやすいですが、人類以外に正常位を基本としている動物はいません。単なる生殖行為から共認充足(深い安心感)が得られるように、互いの表情が見える正常位に進化しています。日本では元々セックスが「目交い」と呼ばれていたというのも納得できますね。
セックスにかける時間が他の動物に比べて長いというのも特徴です。性行為による快感機能の進化とも合わさって、充足の時間を延長したのではないかと考えています。

人類の性は女の期待発
首雄と女が和合の性に至る道筋は、まず謝罪・感謝回路から応合回路を太くした雌が首雄の内在的な解脱期待の高まりを察知・同化し、そこに応合する形で自らの性充足期待を表出し挑発する。それに首雄が応えることで雌の性情動が本格作動し、その反応によって首雄の性情動スイッチも入る、という風に、雌発の期待と応合のキャッチボールによって進んだのではないでしょうか。

このように極限時代において充足空間の形成をリードしたのはまさしく女であり、サル→人類を貫く女の応望存在化⇒性的存在化が、生物進化を貫く雌雄差別化のベクトルに合致した一つの実現形態となって、人類500万年の歴史を支えてきたのです。
◆集団みんなが充足するには?⇒チャネリング
首雄の期待に対する女たちの存在化と性機能収束によって形成された解脱共認充足(性充足)は、首雄の緊張や不安を癒し活力源になったと考えられますが、周りの女たちや男たちはどのように共認充足を得たのでしょうか?全員が参加できる踊りはイメージしやすいですが、全員が性充足を得ることはできたのでしょうか?
絶望的な状況下では、生きる力の源であった共認充足を集団全員が必要としていました(みんな期待)。また集団全員が洞窟の中という同じ空間で一緒に寄り添って暮らしていたことを考えると、首雄と女たちとの性行為は間近で行われていたはずであり、その充足感は周りの女たちや男たちに共有されていたのではないでしょうか。チャネリング機能を使った快感、充足感の共有です。

チャネリングセックスとは、どのようなものか?
チャネリングとは自分と相手の波動が伝わり合うこと。自分が気持ちよくなった時にその波動によって相手も気持ちよくなれることがチャネリングセックスです。具体的には、男(女)が性的期待やイメージを発すると、女(男)がその通りに反応して感じるorある女(男)が感じている快感を別の女(男)も同じように感じる、ということのようです。つまり、肉体の交わりではなく心(共認回路)の交歓。

チャネリングによるセックスによって集団全員が充足感を共有していたと考えると、極限時代の婚姻様式は首雄集中婚というよりも“全員婚”と呼ぶ方がふさわしいのかもしれません。
◆集団の導きの糸=シャーマン
いくら共認充足が得られたからといっても、現実の飢えの圧力は解消されていません。人類は、残された共認機能を唯一の武器として自然圧力・外敵圧力に向かっていきました。それにより共認機能(≒知能)を更に著しく発達させました。

人類:極限時代の観念機能
極限状況の中で、人類は直面する現実対象=自然を畏れ敬い、自然に対して自分たちの生存への期待を込め、自然が応望してくれる事を切実に願いました。人類は直面する過酷な現実対象=自然を凝視し続ける中で、元来は同類を対象とする共認機能を自然に対して作動させ、自然との期待・応望=共認を試みたのです。
そして遂に、感覚に映る自然(ex. 一本一本の木)の奥に、応望すべき相手=期待に応えてくれる相手=精霊を措定する(=見る)に至りました。人類が万物の背後に見たこの精霊こそ、人類最初の観念であり、人類固有の観念機能の原点です。直面する現実対象(自然)の背後に精霊を見るのも、物理法則を見るのも、基本的には全く同じ認識回路であり、従って精霊信仰こそ科学認識=事実認識の原点です。

10/30なんでや劇場1 原始人類集団のリーダーは、精霊信仰⇒祭祀を司る女であった
精霊信仰に先端収束することによって統合された人類集団では、精霊への祈りが最も重要な課題であり、元々は二足歩行訓練という目的であった踊りや祭りも、精霊への祈りが主要な意味に変わっていったと考えられます。またそれに応えるために最も霊感能力の高い者(女)が集団のリーダーになったはずです。
原始人類集団では、祭祀の長(シャーマン)=部族長です。部族長がいなかった部族があったとしても、シャーマンのいない部族はなかったはずです。食糧(動物の死骸の骨)を拾いに出る決死隊のリーダーは男が担っていましたが、霊感能力の高いのは一般に女であり、原始人類の集団のリーダーは女が担っていた可能性が高いと考えられます。

「女の直感力」とはよく言われますが、充足存在である女性は充足可能性に対する感度が男よりもはるかに高いです。これは現代でもそう言えますね。そしてそれが集団の充足(生存)可能性にもつながることから、その女の中でも特に直感力(≒霊感能力)の高い女がシャーマンとなり、祭祀を取り仕切ると同時に集団の羅針盤になっていったと考えられます。
以上、極限時代の人類集団は、女におんぶにだっこ状態だったことがよくわかりました。人類が500万年を生き延びることができた一番の活力源が女が生み出す充足空間だったということは、今後人類の共同体再生を考えていく上で重要な視点になると思います。
次回は、性充足に特化した人類集団の事例を紹介します。お楽しみに!

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