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2015年06月04日

日本人の家族観(5) ~「家族」という言葉をやめて「親密圏」という言葉を使う人たちがでてきた。~

社会学者のなかでは、最近、「家族」という言葉をやめて「親密圏」という言葉を使う人たちがでてきた。

確かに、「家族」と言うと一つのステレオタイプ化したイメージがどうしても浮かんでしまうが、「親密圏」と言うと、「家族」のように定義から始まるのではなく、「親密な関係」という実際の「関係性」から始まるので、現実にあるさまざまな関係の豊かさをとりこぼさないで論ずることができるからではないだろうか。

私たちのまわりには、
 ・結婚届を出さないで共同で生活をしている人
 ・同性愛のカップル
 ・友だちどうし暮らす人
 ・男女のカップルとその友人たちで一つの家をシェア(共有)して共同生活を送る人
 ・ペットと暮らす人
 ・子どもを連れて再婚した人
実にいろいろな人たちがいる。

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シニアハウスといって、高齢の女性たちで暮らす家を建てた人たちもいる。私の知り合いには、「夫が死んだら仲の良い気心の知れた女友だちと一緒に暮らしたい」と言っている人がいる。高齢社会のなかでは,友だちどうし暮らす人も増えていくだろう。また、一人暮らしの知り合いが、近所に住んで往き来しあうということも増加するだろう。
「家族とはこういうもの」という考え方から,自分の生き方に応じて、「親密圏」が変わっていく、組みかえるということが生じていく。100人の「親密圏」があると言えるのではないか。

(福島瑞穂「あれも家族これも家族」岩波書店より)

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