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2015年12月29日

「恋愛」と「結婚」 混ぜるなキケン

そもそも「恋愛」と「結婚」は矛盾する。

◆理由の一つは、生理的・科学的な矛盾
『愛はなぜ終わるのか』の著者でアメリカの人類学者ヘレン・フィッシャー博士は次のように述べている。
「人間が恋愛感情を抱くのは、あくまでも“種の保存(子作り)”のために進化させてきたDNAの命令によるもの。後世により多くの遺伝子を残すためには、出産・子育てが一段落する頃に男性が妻から離れ、新しい女性と改めて恋愛して子作りに入ったほうがいい・・・。ゆえに人は、大恋愛を本能的に3年で終わらせるようにできている。」

具体的には、恋愛には「第1ステージ」と「第2ステージ」があるという。
恋愛の第1ステージでは、脳内で快楽を司るドーパミンが放出され、「この人とキスすれば、幸せになれそう」などの期待感からドキドキ、盲目的な恋愛、子作り(セックス)へと向かわせる。男女とも異性を惹き付ける必要もあるから、それぞれの体内では男性・女性ホルモンも活発に作られる。
だが、第2ステージで放出されるセラトニンやβエンドロフィンは、癒し系の物質。恋愛初期のトキメキを抑え、落ち着いた生活や子育てに向かわせるホルモンだ。さらにこのステージでは、男性の体内で男性ホルモン「テストステロン」が大きく減ってしまう。
男性は安定した恋愛や結婚の状態におかれると、早い段階から「父親になる準備」を始める。テストロンが減る反面、男性でも分泌されたすいのがプロタクチン。母性を生成したり母性本能を引き起こすとっされるホルモンだ。よく男性は、結婚後数年後から太り始め、「幸せ太り」とも言われるが、科学者の間では「生理的には代謝やテストステロンが減ることで、ゴツゴツしたセクシーな男らしさが失われ、太りやすくなるため」だとされている。

◆男性が妻に求める「男子力」と、女性が夫に求める「女子力」
矛盾のもう1つは、現代特有の共働きとイクメン志向。
厚生労働省の調査(’13年)によると、出産後も働く女性の割りは年々増加、今や子どもが10歳になる頃には、7割以上の母親が何らかの仕事を持って働く時代だ。中央大学・山田昌弘教授は「近い将来、この割合は9割に達するだろう」とみる。社会全体の労働力不足や女性の社会進出、男性側の年収の伸び悩みがおもな原因だ。
実際、若い世代でも独身男性の9割以上が「未来の妻にも働いてほしい」と希望し、結婚後の妻に「稼ぎ力」や「男子力」を求める男性も増えている。

一方の女性はどうか。やはり未来の夫には、稼ぎ求めるだけではない。国の第三者機関の調査でも、「結婚相手(未来の夫)の『家事力』を重視する」と答えた女性(未婚18~34歳)は、なんと62%。さらに驚くことに、これは、「経済力を重視」の回答より2割も多い。(’11年/国立社会保障・人口問題研究所)
女性は女性で、結婚後の夫に「女子力」を強く求めているわけだ。
当然ながら、恋愛の初期に不可欠なのは、性衝動にもつながる「男らしさ」「女らしさ」。だが、結婚後の生活を考えれば、そこは必ずしも重要とは言えない。

これらを鑑みても、「恋愛」と「結婚」は元来、相容れないどころか相反するもの。極端に言えば、「混ぜるなキケン」なのである。

【参考】牛窪恵・著『恋愛しな若者たち』

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