2014年10月24日
女主導の原理と現代への適用 ~「をなり信仰」による古来沖縄の秩序基盤~
縄文気質が色濃く残る沖縄。
沖縄には古来から、女の霊力を信仰する「をなり信仰」が存在し、この信仰を基盤に琉球王国が統治されます。
※「をなり信仰」とは・・・
古来、沖縄には多くのシャーマンが存在していました。古くから女は霊力が強いとされ、この霊力が特に兄に強力に作用し、守り神のごとく強く作用すると考えられていました。これを「をなり(=妹)信仰」と呼びます。そのため、琉球王国の公的シャーマンである「ノロ」、民間シャーマンである「ユタ」の多くは女でした。
琉球王国では、「をなり信仰」に導かれた男女の役割が、家族・集落・地域・王国という各集団レベルにおいて一貫しており、社会全体が統合されていました。
⇒この「をなり信仰」は、女主導の原理として現代に適応できないか? 集団・社会の統合や仕事のヒントになるのではないか? と考え、今回のテーマとして追求します。
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- posted by KIDA-G at : 2014年10月24日 | コメント (0件)| トラックバック (0)