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2016年12月29日

2016年12月29日

結婚はオワコン!?~制度崩壊の先の、男女の性充足関係を如何に再生させるか!

前回の記事:【結婚制度は崩壊寸前!?~個人の自由と集団再生の綱引き】では、日本以外の先進国では婚外子の出生率が3割~5割という記事を紹介しました。
今回は、この記事に関するブログ記事を紹介します。

★結婚はしなくていいけど、子どもはほしい
★子供ができたら結婚するけど、(子供もできてないのに)結婚だけするってことの意味がよくわからない、という人が多くなっている。
★子どもがいないなら・・はて、なんのために籍を入れる必要があるんだっけ?という感覚に皆がなってきてるから、デキ婚が増えている。

すでに1対1の恋愛関係の果ての結婚制度は有名無実化、崩壊していることを端的に示している。
女性が結婚する理由は、出産~子育てにおける安心基盤の確保、この1点をおいて他にない。
女性が結婚の条件として収入やら地位やらに拘るのは、子育て空間の安心基盤を確保するための現実的な課題があるからだと捉えるべきだろう。だからこそ男を選択するハードルが高くなっていくし、男はますます応えられなくなっているのが現状の不幸な状況。デキ婚が増えていることが、結婚の理由が出産以外に無くなってきていることをよく現している。

このような状況を突破するには、
安心して出産~子育てができる基盤をつくっていく必要がある。
それを現在の政策のように、経済的援助や保育所の増設などの対処療法ではなく、
企業内保育を義務付け、企業集団や地域で子育てする基盤を作っていくこと。
そして、1対1ではなく、重婚可能なようにすることで、抜本的に変わっていけるだろう。

しかし、それだけでは全然足りていない。
生物がオスメス分化したのは、安定(オス)と変異(オス)を分担することで外圧に適応するためであり、
オスメス関係~男女関係は適応原理、社会構造の最基底部に位置する問題である。
メスは単に子を産むという生殖役割を持っているのではなく、その充足性をもってオスを元気にさせる、オスはそれに応えるべく闘って守る、というオスメスの充足関係が根底にある。
翻って現在のセックスレス減少=性の衰弱は驚くべきスピードで進んでいる。
性関係を含めた男女の充足関係~活力を如何に再生させるか、これが次代の最大の課題ですね。
追って追求していきます。

リンクより
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これって、何が起こっているか、わかりますか?

西欧先進国においては、すでに「結婚」という制度は、崩壊しつつあるんです。

結婚は過去の制度となりつつあり、もはや100年後に残っているとはちょっと思えないよねって感じの制度です。つまり、今どき「婚姻率を高めよう」なんて、完全に時代に逆行してるんです。

みなさん、“3世帯同居”って聞いたら、どー思います? 「ああ、うちも昔はそうだったよ」って感じでしょ。「3世帯同居が減ってるって? それは問題だ! 3世帯同居がどうやったら増えるか、みんなで知恵を出し合って問題を解決せねば!」って思う?

結婚制度も同じです。時代に逆行してまでそんなオワコン(=ブームの終わったコンテンツ)である制度を、再普及させる必要はありません。

結婚がいったいつ頃「みんながするもの」になったのか知りませんけど、今や「社会的な役割を終えつつある」ってことに、みんな早く気が付きましょう。

現時点で、西欧先進国に比べて日本で婚外子がこんなに少ない理由は、日本女性が「ぜひとも結婚してから、子供を産みたい!」と考えているからではなく、「結婚せずに子供を産める環境が整っていないから」にすぎません。

ここでいう環境とは次の2点です。
1.法制度的に婚外子は不利益を蒙る
2.シングルマザーが子育てするのは、経済的にとても厳しい

世間の目とかもありますが、それは上記が変われば改善されます。他の先進国のように「子供の半分は婚外子」になれば、子供がいじめられるとか気にする必要もなくなります。

法律を変え、シングルマザーを経済的に超手厚く保護すれば、日本でも数十年で(=みなさんの子供の世代では)婚外子が3割を占めるようになるでしょう。そしてその過程で、出生率が上がり、少子化は改善されていくのです。「子供を産みやすい社会」とは、そういう社会なんです。

日本にだって、「結婚はしなくていいけど、子どもはほしい」という女性は、今でもたくさんいます。それなりの経済力と勇気のある女性の中には、自らシングルマザーを選ぶ人も増えています。
でも、そういうことができる女性は、まだまだ少数です。一人で働きながら子供を育てるのはスゴく大変。

けれど、上のふたつの環境が変われば、結婚しなくても子供を持ちたいと考える女性は相当数いるでしょう。てか、今の時点で夫と子供がいる女性でさえ、「子供がいなくなるなんて、考えられない! 耐えられない!」けど、「夫がいなくなっても・・・まあね」って人はたくさんいるだすよ。

もっといえば、デキ婚の増加は、日本でも同じ意識が広まっていることを暗に(しかし非常に強く)示しています。
子供ができたら結婚するけど、(子供もできてないのに)結婚だけするってことの意味がよくわからない、という人が多くなってるんです。

「日本はまだ法律・制度的にも、そして経済支援的にも、子どもができたら結婚する必要がある。けど、子どもがいないなら・・・はて、なんのために籍を入れる必要があるんだっけ?」
という感覚に皆がなってきてるから、デキ婚が増えてるんです。

それにしても、最近あべっちから出てくる少子化対策はホントにおもしろい。

彼らは
・たとえ選択制であっても、夫婦別姓なんて絶対反対である
・保育所を増やすくらいなら、3年の育児休暇をやるから、家で子供の面倒をみろ
・「女は早く結婚しないと子供が持てないぞ」と紙に書いた手帳を女性だけに配るから、よく読んどけ
とは言うけれど、

・妊娠した時点で保育所の入所希望を出しておけば、一年後までに保育所を整えておきます! とも、
・子供のいる男性の育児休暇の取得実績が低い企業にはペナルティ与える! とも
・シングルマザーでも子供が育てられるよう、経済的な優遇措置を大幅に拡大する! とも
・婚外子に関する法律的な区別を一切なくすから、結婚前提にせずに子供つくってOK!
とも、ぜったい言いません。

なぜだって?

だって彼らが目指しているのは、子どもを増やすことではなく、“昭和”に戻ることだからです。 Back to the Future or to 昭和?

下手すると、育児休暇を3年にした暁には、保育所を減らせるだろうくらい考えてそうです。「やっぱり3歳までは、子供は母親が育てるべきだろ。その後に、どうしても働きたいというなら働けばいいけどね」って感じ?

平成の次の年号が “昭和2.0” だったりしないことを祈りたい。
いろんな意味で古すぎです。
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