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2018年11月13日

2018年11月13日

シャーマンとは何か13~水が生命の統合を担っている

これまで、松果体や扁桃体やドーパミン等、シャーマンの能力を司る器官や脳内物質を紹介してきたが、盲点となっている物質がある。
全ての生命が必要とする水である。
以下、『るいネット』「水は生命の統合を担っている」からの引用。
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人類の身体の70%を占める水。全ての生命が水を必要とするということは、水が生命の統合を担う重要な機能を担っているということです。

水の分子は2個の小さな水素原子が(ミッキーマウスの耳のように)偏って大きな酸素原子に結合しています。その結果、水分子全体ではマイナス電子の分布に偏りが生じ、水素原子が結合している部分(ミッキーマウスの頭の方)はプラスの電気、水素原子が結合していない部分はマイナスの電気に分極します。この構造は電気双極子と呼ばれます。

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画像はこちらからお借りしました。
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画像はこちらからお借りしました。

磁石がN極とS極に分かれるのと同じ構造で(磁石の場合は磁気双極子と呼ばれます)、水も磁石のような性質を帯びます。水の中では、水分子のプラス部分とマイナス部分が互いにくっついては離れ、離れてはくっついています。水の表面張力は他のどんな液体よりも強いのは、水分子同士が互いに強く引き合っているからです。

身体を形成する細胞質もほとんどは水です。細胞質の水の中で、タンパク質分子から成る細胞骨格やリン脂質分子からなる細胞膜が縦横に張り巡らされていますが、一個一個のタンパク質分子・リン脂質分子が小さな電気双極子で、それが秩序立って並んでいるために、細胞膜も細胞骨格も大きな電気双極子となります。

この大きな電気双極子の周りを、小さな電気双極子である水分子が取り囲んでいます。鉄粉の中に磁石を置くと、磁石のN極とS極の磁場に引きつけられて鉄粉が秩序立って並び変わりますが、それと同様に、水分子がプラスマイナスの電気力に導かれて、細胞膜や細胞骨格の周辺では規則正しく並びます。逆に、たくさんの水の分子が一方向にそろえば、水自体が大きな電気双極子となり、細胞骨格に影響を与えることもできます。細胞と細胞の間の隙間も水で満たされ、ここでも細胞膜という大きな電気双極子の影響を受けて、無数の水分子が動的な秩序(場)を形成しています。

とりわけ、頭蓋骨で覆われた脳内は、膨大な数の脳細胞の間を縫うようにして水分子が秩序正しく凝集した場を形成しています。外界からの刺激が電気信号として脳内まで入ってくると細胞膜や細胞骨格などが分極し、それに同調する形で水分子が一斉に向きをそろえる、つまり水分子が集団として秩序だった運動をすることになります。また、水分子が協働的に運動(分極)することで、その分極が脳全体に広がり、脳全体が一つの統合された働きをするものと考えられます。こうして無数の水分子が協働して働く場を形成しているからこそ、脳や身体全体が統合的に機能しているのではないかと考えられます。(参考「脳と心の量子論」講談社ブルーバックス)

生命の起源といえばタンパク質ばかりが注目されますが、これは一面的ではないでしょうか。全ての生命が水を必要としているわけですから、生命の起源にも水が関わっていたはずです。さらに飛躍を恐れずに言えば、生命の根源をなす適応本能⇒統合欠乏の秘密は、水の電気的双極構造にあるのではないかと考えています。
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【1】水分子は、水素原子2個が酸素原子の片側にやや局在することによって、一方が(+)、一方が(-)に帯電する。一個一個の水分子は電気的双極子であり、この電気力により水分子は一つの集団(ネットワーク)として機能する。

【2】生体内では、タンパク質の周りを水分子が取り巻いており、タンパク質の変化が水分子の双極性によって、瞬時に水分子集団全体に伝達される。タンパク質の周りを水分子が取り巻くのも、おそらくは細胞を構成するタンパク質や燐酸基が何らかの電気的極性をもつため。

【3】双極子であるが故に、水分子は外部磁場に瞬時に反応する。そして、外圧(外部磁場の力or情報)を生体内のタンパク質や燐酸基に伝えるのは、水の分子集団である。

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