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2012年07月12日

シリーズ【共同体の原点(集団)を追求する】8 ~始原哺乳類の獲得機能~

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画像の確認
みなさんこんにちは。【共同体社会の原点(集団)を追究する】シリーズの第8弾です。
哺乳類以前の追究の成果として前回は中間整理をしました。集団本能の形成過程を図解化してみました。
こちらを見てください。 
引き続き、進化過程における集団本能に着目していきますが、今回記事は進化系統樹上、人類に直結する哺乳類(単弓類~原モグラ) を扱います。(その他哺乳類は別に扱います。)原モグラを経て生き残った哺乳類が拡散した。
(※原モグラとは・・・哺乳類の原点という意味でエオマイアを指します。)
今回記事では単弓類~原モグラまで進化する過程で、獲得してきた機能とその背景(外圧状況)を仮説を交えながらお伝えします。それら獲得機能が集団を形成する上でどのように寄与したのか明らかにしていきます。
また、広く進化過程について話をする時、獲得機能に注目しがちですが、原モグラへの進化の過程では退化した機能がある事を忘れてはいけません。機能の獲得と退化の変遷がどのように集団に影響してきたのかみていきましょう
いつもありがとうございます。応援よろしくお願いします。

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■体温調整機能/体毛獲得/土中生活
何を目的として体温調整機能を獲得したのでしょうか
哺乳類の祖先の話の前に単弓類の話を紹介します。
体温調整機能を獲得した代表的な生物をとして単弓類のエダフォサウルスがいます。この種が生きていた時代は寒冷化を迎えていました。そのため体に大きな背びれを付け、寒い朝でもこの帆で太陽の光を受けて体を暖め、すぐに活動したと考えられています。さらに「如何に卵を育てるか」という種の存続課題に直面していたはずです。
気温の低下と乾燥化は、元々温暖な地域で生息していた単弓類とって卵を産み難くなる状況となりました。その為、単弓類は内温化を獲得し、寒冷な状況下でも卵を昼夜温め続ける事が出来るよう進化しました。さらに体温を保温するために体毛獲得をします。そして、もう一点寒冷地適応する為に体を大型化する事で内温性の向上に寄与しました。(ex.同じトラでも寒冷地に生息するアムールトラは、温暖地域で生息するトラよりも体が大きい)
一方で、哺乳類は小型化で適応する戦略をとりました。昼間は恐竜に見つからない石の下や木の落葉の中に隠れ、恐竜が寝静まった夜に活動した。そのような厳しい気候や脅威となる外敵の存在がいる中で、哺乳類の祖先は夜行の密漁捕食となり土中生活を送っていた弱者だったのです。寒冷化すると外敵である変温動物は動きが鈍くなりますが、寒い状況下(夜間を含む)でも体を動かせる為には内温化が必要でした。このような機能を獲得する事で哺乳類の祖先は過酷な状況下を生き残る事が出来たのです。
■授乳機能
哺乳類の特徴とされる授乳は乳腺によって行われます。
哺乳類の発汗機能の一つとして乳腺は分類されますが、一般的に認知されている汗をかく機能(汗をかいて体温調整)は汗線(=エクリン線)によって行われています。実はこの汗腺は歴史的には乳腺の後に登場しています。
整理すると以下の順で進化してきました。
【皮膚線+アポクリン線】→【乳腺】→【汗腺】

単弓類の後期には皮膚線+アポクリン線を発達させ栄養分を分泌する乳腺の原型が登場しています。(アポクリン線は匂いウやフェロモンを出します。)単弓類の生物は乳腺の原型から分泌された栄養分を卵に掛けて育児をしていたと考えられています。
■嗅覚・聴覚・視覚
・ 哺乳類は恒温性を武器に夜行密猟動物として辛うじて生き延びていきます。夜行の密猟捕食の動物となることで小型の虫を食料としていました。さらに聴覚を発達させ、その結果脳を発達(大脳新皮質の獲得)させました。さらに夜行性となることで視覚にも変化が起きます。夜へ適応していくために、明るさを感じる視細胞がかなり発達させたのに対し、色を感じる視細胞は退化させていったのです。
・『授乳機能』で紹介した、アポクリン線からは、匂い・フェロモンを出します。これは何の為にあるのでしょうか アポクリン線から分泌されるフェロモンが雌雄を互いに引き付けるのに寄与していると考えられます。また、匂いは同類認識をする際に必要だったと考えられます。集団で移動するさいに働いている、追従本能もこのアポクリン線が関係しているのではないでしょうか。
※この内容は現在追求中です。乞うご期待
■胎生獲得
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原哺乳類:エオマイア
胎生獲得に至るまでに、卵生そして卵胎生を経ています。魚類(卵生)の頃は、大量の卵を産み落とし、卵が孵化した後に淘汰過程があります。
そして卵胎生、胎生になると淘汰過程の時期が、卵生の頃に比べて早まります。闘争の結果、数ある雄の中で淘汰され生き残った雄と雌が生殖へ至ります。哺乳類はエオマイアの段階において、この寒冷化への対応のひとつとして胎児の出生確率をより高める胎盤(胎児への栄養補給)を獲得しました。その後の新生代に移行した時に哺乳類は爆発的に増えます。それ以前の寒冷期への適応で、完全な胎盤が完成している有胎盤類は、温暖な森林の中で数を増やしました。哺乳類が、森林内で数が増えたのも、完全な胎盤の完成があったことが、重要な要因です。
次回は一般動物(草食)を見ていきます。ご期待下さい

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