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2013年02月07日

【共同体の母胎は女子が生み出す充足空間】~1.充足力の始まり

【共同体の母胎は女子が生み出す充足空間】シリーズ、第1弾です!
前回までの【共同体社会の原点(集団)を追究する】シリーズでは、
生物は全て群れをつくる(集団を形成する)ことではじめて外部世界に適応できたことを明らかにしてきました。つまり、社会を構成する原点は「集団」であり、言い換えれば生物史は「群れ(集団形成)の歴史」とも言えます。
さて今回の新シリーズでは、次代の共同体社会を考える上で、
「女の充足力」⇒「女が生み出す充足空間」に着目し歴史を振り返り、どのように充足力を獲得し、女が生み出す充足空間を母胎に集団がどのように統合されていたのか、振り返ってみようというものです。
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◆「女の充足力」⇒「女が生み出す充足空間」
「女子力」という言葉は最近よく耳にしますが、「充足力」ってあまり聞きませんね。
いま、最も求められるのが、実は「充足力」なんです!
そしてそれは、女の得意とする領域であり、本来持ち合わせている素養なのです。

「新しい活力源=周りの期待に応える充足」
1970年以後、貧困の消滅に伴って私権追求はもはや第一の活力源ではなくなり、代わって、周りの期待に応えることによって得られる充足(安心や喜び)、すなわち共認充足こそが最大の活力源となっている。
この共認収束の潮流は、今後100年は続く大潮流であり、現在も私権から共認への大転換は進行中である。これらの潮流が指し示す次の社会は、おそらく「自分たちで作ってゆく」共同体社会となるだろう。
「共同体の母胎は女性が生み出す充足空間」
共同体の推進力になっているのは認識力だけではない。その認識力を生み出す母胎となる充足空間と、それを形成する充足力こそ、全ての活力の源泉である。この充足空間あるいは充足力の中身は、共認充足である。この共認充足は、深い安心感や一体感や喜びから生じるが、その充足は、その土壌となるお互いの肯定視や感謝の想いが深いほど大きくなる。
「今後10年間は充足⇒活力を上げれば勝てる」
肯定視・充足と言えば、女の方がはるかに発達しているのであって、女たちを中心にして充足・肯定の空気を作り出すことが必要。女たちが充足期待の空気を作り出し、男の活力を引き出す。これが男女関係再生のカギであり、同時に企業活力を上昇させる突破口である。女たちの充足性こそ最大の価値なんだという認識転換が、特に男たちに求められる。

“女たちの充足性こそ最大の価値”、そう『女は充足存在』なんですね。
それは、「女は、充足することに長けている」ということ。
そして、「女は、充足することが役割である」ということ。
「女子力」を高めるとか磨くと云うと、新しいものを身につけて進化させていくと思ったりしますが、そうではありません。
”周りを受け容れて感謝し、応え、育み、充足し、周りを充たす”、
そして自らが充足エンジンとなり周りをやる気にさせるのが「女の充足力」
です。
そしてその「充足性」は、生物の雌雄分化以来、数億年をかけて磨いてきた、「オスは変異(闘争)、メスは安定(生殖)」という進化適応戦略に基づく女としての能力(役割)なのです。
深い安心感や一体感や喜び・・共認充足を最大の活力源、命綱として生き延びてきた人類にとって、充足存在である女が、男や集団や社会を育んできたといっても過言ではありません。
では、男や集団や社会を育んできた「女の充足力」、全ての活力の源泉たる「充足力」は、どのように獲得してきたのでしょうか? 
◆どのように「充足力」を獲得したか?
充足力の原点、その核となる雌雄の充足関係は原猿の時代まで遡ります。
人類に繋がる進化系統樹は、始原哺乳類(原モグラ) → 原猿 → 真猿 → 人類、と繋がりますので、順を追って見ていきます。
◇始原哺乳類(原モグラ)の段階
約1億5000万年前、地中に隠れ住むような弱小な哺乳類の祖先は、淘汰適応を働かせ強い種を残すために、個体の性闘争本能をとことん強化する道を選択しました。
哺乳類の最大の特徴たる胎内保育を獲得した雌は、我が子を守る親和本能=後の雌雄充足の母胎となる本能を獲得しますが、雄は生殖機会を得るために絶えざる性闘争を行なっており、雌雄の関係は本能(性引力)に基づく生殖関係のみでした。ともあれ、1匹の雄が縄張り内に数匹の雌を抱えるという生殖集団の原型が登場しています。
◇原猿の段階
約1億年前、樹上適応した原猿は、外敵から逃れられ且つ食料が豊富な地上の楽園を手に入れますが、一方で楽園ゆえに一気に繁殖が進んだ結果、外敵ではなく、サル同士=同類間の闘争圧力に曝されることになります。
生物史上はじめて直面した、本能では対応できない同類圧力が登場しました。
本能上の未明課題に直面した原猿は、
まず縄張りを確保出来ない弱い雄たちの間で、雌が獲得していた親和本能を母胎にして、互いに身を寄せ合い肯定視、仲間プラス視の「共感機能」を獲得します。次に、長い間の遺伝による継承を経て、ボスや雌にも共感機能が受け継がれていきます。そしてついに、首雄の強い不全感(充足期待)にメスが応える形で生物史上発のオスメスの同居=雌雄充足関係(生殖集団)を築いたのです。
参考: 「原猿における共感機能の進化の流れ」 
◇真猿の段階
原猿時代に獲得した共感機能をベースに、真猿になると、首雄と雌の生殖関係はそのままに、同類闘争に適応すべく闘争集団を形成しました。ここでは闘争課題が第一となるために、その集団課題を満足に担えない雌は役割不全に陥り、闘争課題ではなく首雄に依存して充足を与える充足存在に特化していきます。

「サル時代の雌雄分化」 真猿集団は、同類闘争(縄張り闘争)を第一義課題として共認しています。ところが、体格が劣るメスは全く戦力にならない存在となり存在理由を失って終います。その結果、メスは極度に依存性を強め、首雄に強く依存収束することになります。他方、同類闘争(縄張り闘争)を闘うオスたちの不全感は大きく、とりわけ性闘争・序列闘争の覇者たる首雄の雌雄充足期待(その中心が性的期待)は極めて大きいものがあります。
そこで、依存収束したメスたちは、首雄の強い雌雄充足期待(その中心を成す性的期待)に応合すべく、自らの全存在理由をかけて性機能(挑発機能や発情機能)を発達させてゆきました。高度に進化した雌ザルの赤く充血した性器や、年中発情(本能的な発情期の消失)は、その様な雌たちの一念が生み出した肉体改造の結晶なのです。
かくして、原猿時代の雌雄充足共認(雄は期待形、雌は応合形)を土台として、「雄は闘争と庇護、雌は生殖と充足(性や親和)」という雌雄役割共認が確立されてゆきます。そして、役割欠損を孕んだメスは、首雄の充足期待に応える充足役割(その中心が性的期待に応える性的役割)に収束し、これを第一義的な存在理由とする性的存在となっていったのです。

この様に、真猿も首雄と雌たちの充足共認によって形成された生殖集団を核として、その土台の上に(核の外側に)雄たちの闘争集団を構築したのです。
◆現在につながる充足力
原猿段階で共感機能を獲得したことにより、それまでの本能による雌雄関係から、共感充足を伴う雌雄充足関係(生殖集団)が初めて実現しました。
現在は、セックスレスや不倫、離婚は当たり前、草食化の果てに絶食系とまで言われるようになり、男女関係は行き詰まり、答が見えず棚上げにされた状態です。
とかく男女関係においては、駆け引きや独占などといった性関係を中心に語られます。が、原猿段階で共感機能を身につけて以降男女の関係はまず共感充足に始まり次いで性的充足へと塗り重ねていったように、現在の男女が求めているものも原点となる共感充足=深い安心感や一体感といった喜びであり、女が作り出す充足・肯定の空気をもって男が活力を引き出し期待に応える、このような充足の関係ではないでしょうか。
次回は、樹から落ちたサル=人類の様子を紹介します。
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