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2014年07月17日

女主導の原理と現代への適用 ~はじめに~

 

土偶

 

 

新シリーズを開始します。テーマは「女主導の原理と現代への適用」

 

311原発事故は、これまで当たり前のものと考えていた社会の常識に対し、様々な疑念や問題が見えてきました。例えば、

・放射能汚染は深刻だが、政府、マスコミからは全くそのような情報は出てこず事実を明らかにしようとはしない。相変わらず原発稼動を正当化する嘘、誤魔化に終始。

・また、近代豊かさを牽引してきた科学(技術)は本当に正しいのか。実はごく一面的or近視眼的な認識でしかなく、環境や生物、宇宙等の全体は全く解明されていないor間違った認識or都合良く解釈した認識なのではないか。

・また、そもそも市場拡大を絶対とし、大量のエネルギーと生産を必要とする市場のあり方は良いのか。

また、原発事故では、政治家や官僚の嘘、隠蔽等が明らかになりましたが、極めつけは不正選挙疑惑でしょう。2012年12月に実施された第46回衆議院選挙は、ネットでも不正ではないかという声が多数あがりましたが、その後も高松市参院選で不正による逮捕者が出すなど不正選挙がどんどん明るみになってきています。

●高松市参院選の不正 http://www.asahi.com/articles/ASG6T5J3MG6TPLXB00H.html

●不正選挙まとめ~パイナップルさんのツイートより~ http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=271988

●不正選挙:(都知事選)こんな単純な数値工作だったとは? http://martin310.exblog.jp/17225311/

●「不正選挙の手口」 http://sayuflatmound.com/?p=119

 

民主主義の根幹である選挙でさえ実は不正だったとすれば、これまで社会を支えていた近代思想は何だったのか。選挙も不正。国会も茶番劇。社会の根幹を支えてきた制度も教育も思想も全てが疑念の対象となり、社会の秩序が全面的に崩壊していく感覚を覚えます。このままでは、日本の社会だけでなく人類は本当に滅亡してしまう。そんな危機感さえ感じます。

このような危機感のなか、この先社会をどうしていけば良いのか。そのような未知な感覚は日増しに高まっています。と同時に、あらゆる可能性にチャレンジし、新しい社会や集団のあり方を作っていこうとする試みも目に付くようになってきました。これからは、誰もが新しい社会を作っていく。その為に社会の仕組みを掴んでいく時代です。

人類の婚姻史や集団・共同体の歴史を追求してきた本ブログでは、これから社会や集団のあり方を考えるうえで、「女主導の原理」で社会や集団を形作っていくことが一つの突破口になるのではないかと考えています。(理由は後述。)日本に脈々と流れてきた、集団や社会の基盤となっている女主導の原理。これを再度追求し、それを現代に適用することで未知なる社会の“路”が開けてくのではないかと考えています。

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このブログでも長らく追求してきたように、人類は元々母系集団から始まっており、日本でも縄文時代は母系集団でした。採集生産であった縄文時代の女達は、出産、育児、採集、炊事とよく働き、集団を支え存続させていく基盤となっていました。また、縄文晩期の寒冷化では、高まる生存圧力のもと巫女として未知なる自然の声に耳を傾け、集団の生き残る道を指し示してきました。女達は常に集団を存続させていく基盤に在り、男達はそのような女達に対し、土器や土偶に女達を崇め敬う想いを込め、女達の生存を守り続けてきたのだと思います。

そのような集団存続の基盤となっていた母系社会は、その後、父系の渡来文化が入ってきて以降も、公家の妻問い婚や、大衆の夜這い婚等、日本の集団や社会構造の底辺に存在し続けてきました。それは、明治以降、西洋から一対婚制度が導入されてから現代までにおいても、脈々と繋がっています。例えば、集団を切り盛りする女将の文化があり、「出産・子育ては里帰り」のように、安心基盤は母娘の紐帯であり、亭主関白よりもかかあ天下を良しとする文化です。

また最近では、企業においても女性の集団性充足性に着目し、社員の活力上昇や帰属性の向上を目指す企業が増えてきました。集団性や充足性だけでなく、直感も含めた、未知な世界を看取する能力(シャーマン的能力)に、集団の行く末を期待する動きも見えます。

一つ面白い記事を紹介します。

 

女神育成プロジェクト http://www.megamiikusei.com/

 

「女性として、オシャレなこと・楽しいこと・美しくなることに夢中になって生きてきたけれど、何かがおかしくなっているのでは?」

 

そんな風に気づき始めた人が、私たちの周りでも増えてきました。

原発事故で放射性物質が風に乗って広がり、福島に限らず、今や日本全国で身近な問題となっています。

未だ解決しないそれらの問題を調べていくと、放射能以外にも環境を汚すものや健康を害するものが蔓延していた事に気づきます。

「利益優先のために、沢山の小さな命を犠牲にする事もいとわない。」

「経済的繁栄のためには、多少の健康被害にも目をつぶる。」

世の大半の大人たちは、「子どもたちを含めた未来の環境」よりも

「今現在の経済活動」に重きを置いている事に気づいていきます。

 

「どうしたら良いのだろう?」

 

そう考えた時、今までのように、経済重視で利益獲得を最優先に闘い続けてきた世の中では、未来が見えてこない。

だったら、先を見据えながら、地球とあらゆる命の存続を優先する世の中の方が良いのではないか?

つまり、命を生み出す存在の女性たちが‘理想’と思える世の中へとシフトしていくことこそが、困難な時代を切り抜けることになるのでは?

そんな風に考えました。

そして、その女性性を十分発揮するためには、世の女性たちが「女神」のように美しくしなやかに、かつたくましい存在になることが大切であり、その為の知識の提供と行動力を養う場として、『女神育成プロジェクト』を立ち上げることになりました。

もちろん、オシャレなこと・楽しいこと・美しくなることへの追及を捨てる必要はありません。

むしろ、それらを含めた全ての「未来につながるもの」を私たちは歓迎します。

 

さあ、私たちが活躍すべき時代がやってきました。

みんなで楽しく「女神」を目指していきましょう!

 

困難な時代を生き抜くために命を生み出す女性たちが中心となってシフトしていく。そのためには、美しくしなやかに、かつたくましい女性性を発揮する必要がある。そのためには、未知なることを追求し、新しい観念を提供し。行動力を養っていく。

縄文時代から脈々と流れる女たちの充足性や、集団(命)を存続させていく能力、未知なる世界を見る能力が、これからの可能性になることを予感させます。

今後、以下のような手順で追求していこうと思います。ご愛読よろしくお願いいたします。

 

■追求予定のテーマ

1.ここ数年で起きている価値意識の転換。その正体は?

現在起こっている女主導の取り組み/女たち男たちの価値転換が顕在化しだしたのは何時から?/その理由と構造は?/などを1970年以前から現在まで追求します。

 

2.女主導の原理とは何か。

・原始時代~古代

採集部族/漁労部族/狩猟部族/遊牧部族ごと、夫々の【外圧】に対して、どのような【未知な世界】があり、どのようにして【可能性】を探索、追求してきたか。そこに、女達、男達が夫々どのような役割で期待、応望してきたか。そこから、女主導の原理とは何かを見つけたいと思います。

・中世~近代(現代)

日本を中心に、東と西に分けて、どのように女原理が残りor形を変えてきたかを追求します。現代にも残る沖縄や鹿児島、東北は、女主導の原理とは何かを解明するヒントが隠されてそうです。

 

3.女主導の原理を、現代に適用。

最後に、見えてきた女主導の原理を、現代にどのように適用すれば、路が開けるか。新しい仕事・事業にも繋がる実践方針にも踏み込みたいと考えています。

 

 

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