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2019年07月21日

【仮説】恒温動物は、秩序系の電磁波を分散系の赤外線に転換している

恒温動物の仕組みを解明する前提として、熱や温度とは何か?
熱を生み出す電磁波として赤外線があるが、物理学の定説では、次のように説明されている。

絶対零度(-273℃)より温度が高いものは赤外線を発する。つまり、地球上の全ての物体は、赤外線を発している。
電磁波の一種である赤外線は、それ自身は熱のエネルギーではなく、可視光線より長い波長を特った光のエネルギーである。

物質を構成する分子は、物質自体が持っている温度に応じた分子運動(熱運動)を行う。この運動(振動)に一致した電磁波を投入すると、電磁波のエネルギーが分子の運動を増幅させ、物質の温度が上昇する。
光源から赤外線が放射されると、被加熱物において反射・吸収・透過という三つのエネルギーに分けられ、その中で、被加熱物に共振吸収されたエネルギーが分子の運動(振動)を誘発し、振動させられた物質間ではその摩擦より熱が発生する。これが赤外線加熱の原理とされている。

赤外線の概要 赤外線加熱 | 赤外線加熱 | 岩崎電気

それに対して、佐野千遥氏は、赤外線とは方向性を失った電磁波であるとしている。
※秩序レベル(方向性、構造)が高い物は低温であり、秩序レベルが低い物(構造が崩壊し、方向性を失った物)は高温。

「光速電子放射線治療だけは圧倒的善を成す物理学的理由1:ロシア科学院スミルノフ学派Dr佐野千遥」第2章:熱とは何か?温度とは何か?現代熱力学の誤りを正す

熱とは元々方向性を持ったエネルギーが細分化しそれぞれ違った方向に向けられ、総体として方向性を失った形態のエネルギーの事であり、実際の物質世界においては電子が振動すると電磁波を発するその仕組みにより、初めの方向性を持ったエネルギーの衝突の衝撃が電子を約3万ギガ・ヘルツの振動数で振動させあらゆる方向の赤外線、つまり総体として方向性を失った赤外線エネルギーへと変換されたものが熱エネルギーである。

温度とは秩序レベル(方向性、構造)が高い物は低温であり、秩序レベルが低い物(構造が崩壊し、方向性を失った物)は高温である。よって、構造が崩壊する、またはエネルギーの方向性が失われる、又は方向性を失った形態のエネルギーである熱エネルギーがやって来る、または発生すると温度が上がる。

そして方向性を持ったエネルギーが方向性を失った熱エネルギーへと変換される過程はエントロピー増大過程である。自然の過程の中に時間の進むに連れてこの方向性を失った熱エネルギーへの変換過程=エントロピー増大過程が有る事は否定できないが、ニュートンの動的作用反作用の法則F1 * v1 = – F2 * v2に見られるように、エントロピー増大が全てではない。

よって宇宙の外面、内面に向かったフラクタル分割の過程の結果、高度に秩序だった構造を持つに至った原子核が極低温である事実とそのスミルノフ学派による論証が、この熱・温度の定義と矛盾無く相符合する(ところが「正統派」現代量子核物理学と素粒子論は、原子核内をフェルミ統計、ボーズ統計のように方向性の無い混沌とした世界としており、上記熱・温度の定義より、原子核内が極高温であると導かれる事となり、現実の極低温と大きく矛盾する)。

具体的に気体の熱力学を古典に立ち戻って考察して見よう。
ボイル・シャルルの法則p * V = R * T (pは気圧、Vは体積、Rは気体定数、Tは絶対温度)

左辺は体積Vを断面積Sと長さXの積と考えると、p * S = F力となり、F * Xは方向性を持った仕事=方向性を持ったエネルギーである事が分かる。ところが右辺は方向性を失った温度、言い換えると方向性を失った熱エネルギーとなってしまっている。

熱エネルギーとは方向性を失っているために最も利用価値の少ない、「つまらない」エネルギーである。

しかしこの「つまらない」エネルギーも、その熱により湯を沸かし或る噴出孔から方向性を以って噴射されるとタービンを回す運動エネルギーに変換できる事が近世の産業革命の口火となった蒸気機関の発明である。この過程を物理学的に厳密に見ると、噴出孔から方向性を以って勢いよく(速度v1で)噴射される水蒸気はタービンの羽に当たる瞬間、速度(v2)へと大きく減じる過程で F1 * v1 = – F2 * v2の|v1|>|v2|だから|F1|<|F2|つまりエネルギーの集中=エントロピー減少が起こっているから、方向性を持ったエネルギー=運動エネルギーへの変換が可能となっている事がわかる。それでも噴出孔から勢いよく(速度v1で)噴射される水蒸気が或る方向性に纏められる過程で相当なエネルギーのロスが生じる。つまりエントロピー増大で熱エネルギーとなり、その相当部分がロスされた残りがエントロピー減少で運動エネルギーになるだけだから、熱エネルギーは「つまらない」エネルギーと言ったわけです。
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哺乳類は爬虫類等から寒冷地へと逃げ延びた。寒冷地で適応するために、体内の熱生産によって高い体温を恒常的に維持する恒温動物となった。
そこで、体内で熱生産するために統合系の電磁波エネルギーを分散系の電磁波である赤外線に転換したと考えられる。換言すれば、恒温動物は体内で熱生産するために、あえてエントロピーを増大させたということになる。

電磁波の波長(周波数)を変えることは簡単である。
例えば、白色光を赤色フィルターを通すだけで、波長(周波数)が変わり赤色光になる。

未解明だが、恒温動物が統合系の電磁波エネルギーを分散系の赤外線エネルギーの転換する仕組みがあるはずである。

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