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2023年02月18日

【なぜ追求は6人が一番いいのか?】現代的な感覚から読み解く

(画像はこちらからお借りしました)

 

前回の記事では、歴史的な集団形態に照らし合わせて「仲間追求の最適人数は5~6人程度では!?」とお伝えしました。

果たしてそれは昔の人たちだけの感覚だったのでしょうか?


現代の様々な場面から読み解いていきます。

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例えば会社での会議の場。

 

全国の20歳以上の正社員1046人によるアンケート調査では、有意義な議論ができるための適正人数は、4~6人が48.9%と最も多く、次いで7人から10人(36.5%)となっています。
(
会議参加の適正人数は4人から10人 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン))

 

大病院の救急科に関するメリッサ・バレンタインとエイミー・エドモンドソンの研究では、小規模チームの良さが証明されて いる。救急科に30人ほどのドクターや看護師が配属されると、きまって6人から成る複数のグループに分けられ、それぞれグループでは年長のドクターや担当医師がリーダーとなった。その体制変更後、患者に関する情報はより早く、より正確に伝わり、個人的な関係も改善した。チームを小さくすることで、助けを求めるべき相手や最新情報に関する混乱や不安は低減した。パフォーマンスが上がるチームの最適人数は? | Hello, Coaching!

 

(コンサルティング会社経営者)携帯電話ショップのコンサルで多くの店舗を見ていますが、4、5人までは問題が起きないのに6人になったとたんに運営が難しくなるケースが多いですね。裏番長的な人が出てきて陰で悪口を言いはじめるなど、面従腹背する動きが出てくる傾向があります。
会議もチームも飲み会も――うまくいくのは6人まで:時代が求める「少人数チーム」の作りかた | ITmedia エンタープライズ)

 

つまり、現代でもリーダーを含む6人前後の集団が、会議・追求の場では最適人数とされています!

 

さらに「学習」の場面でも…!

(画像はこちらからお借りしました)

全国に1000教室以上展開し、東大現役合格実績も日本一の大手予備校では、「グループミーティング」と称して最大7人程度の生徒が集まって週1回情報交換や振り返りの時間を設けているのですが、

元講師の方のお話によると、中でも男子4人・女子2人の組み合わせが成績を上げるうえでは経験上最適な人数組み合わせ、とのことでした。

 

また親和関係の集団ではどうでしょうか。

(画像はこちらからお借りしました)

例えば子どもたちが遊んでいるときの様子を見てみるとよくこんなことがあります。

最初は3人ほどで集まって、それぞれ遊びがスタート。
しかし3人でできる遊びにも限界があるようで、自然と小集団同士が集まって、大人数での鬼ごっこなど新たな遊びが始まってきます。人数が多ければ多いで楽しい遊びのようですが、どんどん人数が多くなってくると遊び仲間の様子が把握できず、遊びに飽きてくる人、さらに違う遊びを始める子たちがでてきます。
そうなると遊び集団がもう一度バラバラになり、3~6人ほどの集団に再分割していきます。

 

会議、学び、遊びそれぞれ違う目的をもった集団ではありますが、共通して以下の集団の特徴が見えてきました!

 

≪2~3人の小集団≫

〇意見はまとまりやすい。

×反対意見などがあまり出ない

×問題を見逃してしまい、新たな方針が出てこない

×意見や行動がマンネリ化しやすい

 

≪8人を超えての大集団≫

〇人数が多いと、「何かが起こりそう」という期待感・緊張感(=エネルギー)が高まる。

×「私が発言しなくても誰かが言ってくれるだろう…」と傍観者になる。

×各々が意見を発信してばかりだとなかなか考えがまとまらず、成果をだすことが難しい。

×周囲の状況を把握しきれず、統合できない。

 

少なすぎても多すぎても追求の内容が深まらない。

つまり、効率よく、全員が活力をもって追求の場に臨める最適人数は現代でも6人程度ではないでしょうか。

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