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2006年09月10日

自由恋愛の国アメリカと、母系社会のモソ人

初投稿になります☆家島です。
上は中国奥地、チベットに住むモソ人の民族衣装です♪
大学では民俗学の授業は
ほとんど寝ていたけれどあまり熱心には学ばなかったけれど、
社会人になってから逆に興味が出てきたりしています。
(よくありますよね?そういうことって。)
さて今回のモソ人の話ですが、
何が興味深いかって未だに「母系社会」が続いているという事!
(要するに、夜這・妻問いが続いてる)
うちの故郷は日本の果て滋賀県なんですが、
そこでは妻問いが昭和40年代まで続いていた
(つまり聞き取り調査なんかもできちゃう)わけですが、
今でもまだそういった文化を残してるってのはすごい。

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モソ人が住む土地は大きな湖で外界と隔てられている。
そういえば滋賀も琵琶湖で都市と隔てられているな
そんな中国奥地にも、60年代に中国全土を巻き込んだ毛沢東の「文化大革命」の波は押し寄せる。
モソ人は「妻問い」を文化に持つというだけで阻害され、
未だに中国政府から少数民族に認定されていない。
だから妻問いはモソ人の中でも1956年90%⇒1983年60%と減少傾向にある。
しかし、やはり政府からの圧力が弱まりさえすれば、
妻問いの風習は復活していくようですね。
あるサイトには
>古来日本でも行われていた通 い婚を続け、子供たちは生まれた家に残り、女性は家を切り盛りし、男性は自分の姉妹の子供を「家の子」として育てます。中国政府の圧力にも屈せず続いてきた母系社会と通い婚。血の繋がった家族が互いに協力しあい、争いや嫉妬を生まない、静かで豊かな社会がそこにはあります。
風の旅行者
とありますが、一対婚という現代の常識が、
必ずしも正しいとは限らない事を暗示した文章だと思いますね。

今日は 9・11テロの日。
西洋文明/自由主義の代表・アメリカのテロ発生からちょうど5年という日に、
それとは真逆の文化を考えてみる。
そういうのも面白いのではないでしょうか☆

(家島)

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comments

モソ人のように、閉鎖された地域にすむと、
やはり民族意識は高まるんでしょうか?
日本との民族意識の違いがどこから来るのか、
不思議です…。

  • カラス
  • 2006年10月3日 21:06

共同体社会と人類婚姻史 | モソ人の課題意識

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