2014年08月14日
【女主導の原理と現代への適用】番外編 シャーマンの性別分布
>これから社会や集団のあり方を考えるうえで、「女主導の原理」で社会や集団を形作っていくことが一つの突破口になるのではないかと考えています。
男原理・女原理解明のヒントになるかもということで、世界各地のシャーマン性別分布を地図に落とし込んでみました
これを見ると、傾向は一目瞭然?!
まずは地図をぜひご覧ください
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傾向① 「北方系は、男性シャーマン」?!
永久凍土地帯のサハ共和国をはじめ、シベリア地域は、ほぼ男性シャーマンと見てよさそうです。
ネパールのマガル族やミャンマーのカチン族の居住地も、北方ではありませんが山間部です。
やはり気候条件が厳しく外圧が高い地域は、男性の持つ闘争能力への期待が大きいということでしょうか。
(※画像はこちらからお借りしました)
傾向② 「スンダランド系は、女性シャーマン」?!
日本やインドネシアなど、島国や海岸沿いの地域は女性シャーマンが多いようです。
自然からの恵みが比較的豊かなこれらの国々では、女性の持つ同化能力への期待が大きいということでしょうか。
大らかな民族性も、ここから来ているのかもしれませんね。
(※画像はこちらからお借りしました)
傾向③ 「民族移動の起点に、男性シャーマン女性シャーマンが混在」?!
ロシアとモンゴルの境界あたり(バイカル湖周辺)の地域は、男性シャーマンと女性シャーマンが混在しています。
地域的にそもそも混在していたのか、民族が入り乱れるうちに混生するようになったのか、興味深いところですね。
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いかがでしょうか。
これを見ると、やっぱり集団の適応戦略や統合原理は、外圧に規定されているんだなぁと思います
色々見えてくると思うので、みなさんもアレコレ分析してみてくださいね
(コメントや追加情報・事実訂正情報などいただけるととっても喜びます)
本編では、外圧とそこからくるシャーマンの役割なども合わせて、女原理・男原理の真髄に迫ってみたいと思います。
そちらもぜひお楽しみに
※参考図書『シャーマニズムの世界(ミハーイ・ホッパール著)』『東アジアのシャーマニズムと民俗(宮池準/鈴木正宗著)』等
- posted by KIDA-G at : 2014年08月14日 | コメント (0件)| トラックバック (0)
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