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2016年3月17日

2016年03月17日

言語分布と人類の移動ルート

DNA解析による人類の起源について調べているが、その中で、人類の移動ルートと言語分布についての資料があった。
DNAから導きだされる日本人の起源 より紹介する。

 

◆言語の分布図と人類の移動ルート/DNA
• 世界の共通語となっている英語は、: I saw a dear. の主語・動詞・目的語の語順で、日本語では: 私は、鹿を、見たと、主語・目的語・動詞の順で、語順が違う。そう云えば、フランス語もドイツ語も英語と同じ順で、漢文も英語と同じ順。日本語だけが違う。

• 多くの人が、日本語だけが、特殊な語順と思ってきたが、実は、日本語と同じ語順を持った言語が多く、「日本語は特殊な言語では無い」との書籍が発刊されている。「世界の言語と日本語」副題:言語類型論から見た日本語 著者の角田太作(東大)

• 日本語の上手なモンゴル出身の相撲力士には、いつも感心するが、実は、モンゴル語は、語順が日本語とほぼ同一で、単語が違うだけとのこと。韓国語の語順も同様で、アイヌ語も同じとのこと。 ニューギニアに、日本語と語順に近い言語がある「アルタイ語とオセアニア言語学との接触」江実著との説から、DNAから辿る日本人の起源のルートと語順のから見た言語の分布が一致する可能性を予見した。

• 上記の角田太作氏の著作の付表を地図に照らし、可視化してみると、人類の移動ルートとの関係が判明する。

JPNfrmDNA

 
DNA

◆分布図と移動ルートから読み取れること
言語の分布地図とルートを重ね合わせると、
– 最初にスンダ大陸に来て、ニューギニア・オーストラリアに渡った人達の子孫は、日本人と同じ、主語S・目的語O・動詞V:SOVの語順を持つ言語をもっている。

– スンダ大陸から、3.5万年前に北上をし始めた初期型のモンゴロイド、は、いずれもSOVの語順を持つ。
• 日本の縄文人→アイヌ、韓国、モンゴル人など

– 2万年前に耐寒体型になった初期型モンゴロイドが移動したルート上は、SOVの語順を持つ言語が使われている。
• 南北アメリカ、モンゴル、チベット
• 更に中国の雲南から南下し、インド大陸に移動したモンゴロイドもSOV型の言語を持つ。

– 一方、後からスンダ大陸に来た、後期型モンゴロイドは、日本語と異なるSVOの言語系を持って居る。
• インドネシア、フィリピン、マレーシア、カンボジアなど
• 更に後期型モンゴロイドの北上した漢民族の言語(中国語)

– 気になる点
• 欧州とアジアの境目のグルジアなどは、チンギスハンの欧州制覇に関わる結果と思われるが、白人のトルコがSOVで有る点
• 中米地方のマヤ文明を築いた人達の言語が、周辺と違うSVOで有る点。
• 若干の気になる点はあるが、ほぼ人類の移動ルートと語順で分類する言語は一致している。

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