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2020年8月6日

2020年08月06日

性を封鎖しているのは何故? どうしたら女として性で充たされるか

男の性、女の性の本質を考えるとき、その根本を生物にまで遡って考えると、生物界全般に備わっている庇護・依存の本能があります。例えば魚の雌は卵を産みます。両生類になると卵を孵化させる種が現れ、さらに進化すると子育てをする種が現れます。進化するにつれ雌の生殖負担は大きくなっていき、生殖期間中の雌は外敵から身を守ることも餌を確保することも困難になります。

 

そこで雄の役割となります。生殖期間中の雌と子供を守るため雄は外敵と闘い縄張りを守り、餌を確保する役割に進化していきます。つまり進化するにつれ雌の生殖負担は増大し、それにより雄の闘争負担も大きくなる。この雄雌役割分化により生じた雄雌の性の本質が庇護・依存の本能です。

 

そして真猿になるとさらにこの庇護依存の本能は強力になります。真猿は樹上に住んでいるため外敵が殆どいませんが、代わりに同じ猿同士が縄張りを争い合う同類闘争が主圧力となっています。僅差の闘いとなる同類闘争では、体格の劣る雌は戦力にならず、雄への依存本能をさらに強化していきます。その結果、雌は性的存在として、発情期間を延長させ、お尻を赤くして挑発機能を高める等して性機能を進化させていきます。

 

そして極限時代の人類では、女達にも極限的な飢えや怯えの外圧がかかることで、さらに強力に依存収束を強め、性機能を高めていきます。前回の記事でも述べたように、極限時代の人類は、体毛を無くし、肌を柔らかくし、皮膚感覚を発達させることで、さらに快感機能を高める方向に進化させていきました。性充足を高めるために、肉体を改造してまで挑発機能、快感機能を高めていった女の一念には、凄まじいものがあります。

 

このように女の性は、依存本能を根本に挑発機能、快感機能を進化させ、性充足を高めてきた存在だと言えますが、現代の女性にそのように言うと、性差別だ!と反発する女性もいます。また反発ではありませんが、ピンとこない・・といった悲しい反応もあります。

女にしか持っていない素晴らしい性の力というものがあるのに、自ら封鎖してしまっている。今回は、とりわけ若い女性に多く見られるこの性封鎖について記事にします。

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2020年08月06日

これからの共同体社会はどのように創られていくのか-10

前回は、赤子を事例に成長のそして学びの原点が「まねる」ことであり、全力で対象に同化を試みた果てに能力を形成することを述べた。そもそも、この同化するという機能はミラーニューロン等と呼ばれ、あらかじめ備わっている機能である。ではその機能を発動させる動因は何かといえば、対象と一体化したい欠乏と言わざるを得ない。そうすることで得られる充足状況を求めるための欠乏。ただそれだけであるように思う。

その状態は、例えば仏教では解脱と称したり、性の世界では恍惚(エクスタシー)という状況など、自己と対象が混然一体で溶け合う感覚や、宇宙の時空と同化した感覚として語られている。

現代の日常生活では、その境地には到底及びもしないが、歴史的に縄文の名残から、かつて「誓約(うけい)」という行為で集団の対立課題を乗り越えてきた日本人にとって、この一体化欠乏を起点に集団としての共同体の再生の可能性が横たわっている。時代を貫通して性を中心とした母系集団の強さを探る。

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