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2016年03月31日

新人類の出アフリカ~移動ルート

DNAから導きだされる日本人の起源」 より紹介します。

 

◆人類誕生から現代人まで
• 人類の誕生は500万年前といわれる。
300万年前の有名なルーシ-呼ばれる完全な人類化石が東アフリカの大地溝帯で発見された。
いくつもの系統の人類が発生し・生存し、化石を残し、滅んでいる
• 原人の世界への拡大
150万年前に大地溝帯で原人が誕生し、100~50万年前にアフリカを出て世界に広がった。 ジャワ原人、北京原人。
旧人とも呼ばれるネアンデルタール人がヨーロッパへ進出したのは、50万年前。
• 新人
現代の世界人口70億人の人類は、20万年前にアフリカで誕生し、一人の女性の子孫と云われる。
トコンドリアDNAの解析から証明されている。
• 人類は、猿、類人猿から別れ、500万年前に誕生し、2足歩行、言語、道具を得て進化。
幾つかの身体的違いを持った系統に分れ進化を遂げ世界に拡散した。厳しい気候の変化や生存競争などにより、
最終的には、20万年前に発生した新人が世界中に広がり、70億人にまで拡大した。
※ 今回のDNAから導きだされる日本人の起源では、このアフリカで20万年前に誕生した新人までの起源を溯る。

 

◆新人・出アフリカ (ベースとなる時期と事象)
現生人類の歴史を辿る前に、判明している基本的な事実の時期と場所を明確にしておきたい。
(ネアンデルタール人などの旧人のことは除外)
• 現代のホモ・サピエンス(新人)は20万年前にアフリカで進化した。
• 7万から5万年前にアフリカから外へ移住し開始、結局ヨーロッパとアジアで既存のヒト属と置き換わった。
• ヨーロッパへの侵出開始は、4万年前以降とされている。
• ウクライナのマンモスの骨で作られた住居で有名なメジリチ遺跡の年代は、放射性炭素法で1万8000年前と測定いる。
• スンダ大陸からオーストラリアへの移動は5万年~4万5千年前。
• 3万年前、モンゴロイドがシベリアに移住。
• 2万年前~1万5千年前、厳寒期への体躯の適応現象が起きた。(バイカル湖周辺)
• シベリア大陸から南北アメリカへの移住は1万8千年~1万年前。
• 出アフリカを果たした新人の置かれた状況:地溝帯は、四季を通じて(一年中)食物が採集できる地で、温暖な地だった。
出アフリカは道々の日々の食料確保が問題で移動中の気温の変化への対応も生き延びるために不可欠な条件だった。
新人達のもって出た道具箱の中身が、生存の条件となった。
寒く食料の採取できない冬を越えることは、出アフリカと移動の最も基本的な条件。
ヨーロッパへの進出が4万年前以降となった最大の理由は越冬の難しさと云われる。
考慮が必要な事は、7万年前から1万年前までの期間は氷河期だった事。移動と越冬が難しい時期であったこと。

 

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