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2019年04月28日

人類史年表10万年前~5千年前(定説)

人類の起源を探る前提として、現在の定説となっている人類史年表(10万年前~5千年前)を掲げる。
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10万年  現代人(ホモ・サピエンス)がアフリカを出て拡散
(7万年前との説も)
(ミトコンドリアDNA分析では現代人の共通祖先の分岐年代14.3万年前±1.8万年)
赤、黄と茶の中間色のオーカー(クレヨン)出土。線刻。
イスラエルのカフゼーとスフールで埋葬痕跡
9万年  コンゴのカタンダ遺跡で骨製尖頭器。漁

7.5万年 南アフリカのブロンボス洞窟で赤色オーカーに幾何学模様の線刻
→世界最古の抽象模様。シンボル操作能力の証左
貝製ビーズも出土。骨器。錐か槍

7.3万年 スマトラ島トバ火山大噴火。地球気温が数年間3-3.5度低下
(人類は一万人以下に激減)
(ヒトDNA解析では遺伝多様性が失われ現人類に繋がる種のみ残った)

7万年  7万年前±1万3000年にヨーロッパ人と日本人の共通祖先分岐
細石器。ネアンデルタール人、埋葬文化

6.3万年 アフリカ人、東ユーラシア人系統集団、西ユーラシア人系統集団、分岐

6万年  ナミビアのアポロ11遺跡より岩板に動物壁画
ウクライナのモロドヴァ遺跡でマンモス骨の小屋or風除構造物

5万年  クロマニョン人。ホモ・サピエンスの出アフリカ
イスラエルのカフゼー遺跡で線刻のある石片。

4.5万年 ケニヤのエンカプネ・ヤ・ムト遺跡よりダチョウの卵殻製ビーズ
ユーラシアで骨角器。サフルで大型動物絶滅、人類狩猟説も

3.7万年 南仏アルデーシュのショーベ洞窟壁画。(約3万年前)

3.5万年 クロマニヨン人大地母神崇拝(ヴィーナス像)、壁画
日本で刃部磨製石斧(世界最古)

3万年  約3万-2万年以前 – ヒトがアメリカ大陸へ。氷河期にベーリング海峡は地続き

2.1万年  最終氷期(ウルム氷期)の最寒冷期。気温は年平均で7-8℃低下
後、温暖寒冷の小さな波、長期で徐々に温暖化

2万年  ラ・ガルマ洞窟。絵、テントのような構造物。

1.6万年 東南アジア、スンダランドが海面上昇で徐々に後退
ベーリング海峡海没、日本も徐々に島化
縄文時代の始まり。縄文土器
ラスコー壁画(約1万8000年-1万6000年前)
絵の具の配合など、原始的な化学的な操作。石のランプ、松明の使用

1.5万年  アルタミラ洞窟壁画(約1万4000年-1万3000年前)
BC12,000年頃、中国長江流域で陸稲稲作の開始

1.3万年 日本列島が大陸から完全に離れ、ほぼ今の形に
中石器文化。マンモス、バイソンはいなくなっていた
ツンドラステップは北方後退、樹林ひろがる。鹿、猪、鳥、魚介類、木の実
弓矢の発明、石臼の普及。壁画の伝統は途絶
BC11000年頃、最も古い神殿跡が、イェリコのテルの最下層から発見。

1.2万年 イスラエル、ヒラゾン・タクティット洞窟遺跡で人々の宴会の痕跡
BC9,050年頃、シリアのテル・アブ・フレイラ遺跡で最古級のライムギ農耕跡
BC9000年頃、パレスチナのイェリコやアスワドでコムギ類とマメ類栽培開始

1万年  最後の氷期(最終氷期)が終わったとされる

9000年 新石器時代
農耕の開始。この時期より主に磨製石器が使われた
西アジアから伝わった農耕、牧畜がヨーロッパでも開始
土器、村落社会、贈与・流通システム、巨石文化
フリント、石斧、琥珀、貝殻、金、銅、錫など
BC8800年頃、銅製の小玉がイラクから出土、最古の銅製品
BC8500年頃 – 長江流域で水田稲作がはじまる
BC8300-7300年頃 パレスチナ、イェリコで周囲を石壁で囲った集落
BC8000年頃 – 西アジアでヒツジ・ヤギ・ブタの飼育

5000年 エーゲ文明、エジプト文明、メソポタミア文明など

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