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2019年05月14日

精子半減をどうする!?① ~少子化の元凶は化学物質~

日本で不妊症に悩むカップルは5.5組に1組といわれ、何らかの不妊治療を受けている人は50万人近いと推測されています。不妊は女性だけの問題とみなされがちですが、乏精子症や無精子症などの男性不妊も決して少なくなく、不妊は男女を問わず深刻な問題となりつつあります。

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◆人類の精子が50年で半減している

戦後、男性の精子が激減してします。それは、世界的な傾向です。約50年で人類の精子は半減したというのですから、おだやかではありません。1940年にくらべて1990年までに精子数は約1億2000万匹(1ミリリットル当たり)が約6000万匹に激減していたのです。これはデンマークのスカケベック博士が世界21カ国、約1万5000人も精子を精査した結果です。さらに博士は「睾丸腫瘍が3倍に増えている」と警告します。さらに「毎年約2%の勢いで減り続けて25年後には約3000匹になる」可能性まで指摘しています。

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わずか半世紀で人類全体の生殖能力が半減したというのは由々しき事態です。その元凶として研究者たちは環境ホルモンの影響を強く疑っています。それは、内分泌系攪乱物質と呼ばれ、ホルモン作用を乱す化学物質です。それが自然界のオスをメス化させているのです。ダイオキシン、PCBなど戦後の石油化学工業は、それまで地球上に存在しなかった化学物質を多種多様、大量に生産してきました。それらは医薬品、農薬、化粧品、食品添加物、化学建材、合成洗剤、プステック添加物などで、身の回りに溢れています。これら人工化学物質は、一見、生活を豊かにしたように錯覚させています。しかし、それらは人体や環境を恐ろしいレベルにまで汚染しているのです。

◆戦後50年でプラスチックの生産量は900倍

たとえば日本でのプステック生産量は戦後50年間で900倍と爆発的に増えています。そして、プラステック添加物として数十万トン単位で大量使用されてきたフタル酸エステルやビスフェノールAなどは、まぎれもない環境ホルモンなのです。ドイツでは、すでに少なくとも400種類以上の化学物質を環境ホルモンと認定しています。それ以外の多くの化学物質も環境ホルモン作用が疑われています。まずは、化学物質をできるだけ体内に入れない生き方が大切です。

環境ホルモンの最悪効果は疑似〝女性ホルモン〟作用です。超微量でも体内に入ると男性を女性化させるのです。これが世界中の男性の精子を激減させていることは、間違いありません。精子激減は、日本の男性では、さらに深刻です。98年、帝京大学医学部の報告はショッキングです。体育系の男子学生34人の精子を調べたら、「不妊症レベル」をクリアしていたのは、たった1人(3%)だったのです。WHO(世界保健機構)は「不妊症」の基準を定めています。それは①精子数2000万匹以上。②精子活性度50%以上。この基準をクリアしないと「不妊症」と認定されます。それは「妊娠最低レベル」の数値です。しかし、精力旺盛なはずの学生たちの33人(97%)は「不妊レベル」だったのです。この実験を行なった押尾茂講師は、他の実験でも20代男性で正常精子を持つのは50名中2名だった、と報告しています。やはり、結果は同じだったのです。

98年、大阪の不妊治療専門のIVFクリニックの調査も同じです。19歳から24歳までの若者60人中57人(95%)に、奇形精子など「異常率」が10%を超えていました。10%を越えると「不妊原因」となります。さらに「精液過少症」が43%、「乏精子症」が40%……と、信じられない数値が続きます。「これら精子異常は不妊治療を受けている患者より、さらに劣っていた」(同クリニック:『日本不妊学会』報告 98/11)20歳前後の若者95%が精子異常などで不妊レベルだった……。大阪IVFクリニック報告は衝撃的です。
【参考】fine-club.project「50年で精子半減」(リンク

次回は、この精子半減をどうする!?について追求していきます。

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