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2022年06月11日

同期回路により、闘争存在として対象把握に向かったオス①

全面受容回路を磨き、同類、そして万物との一体化を促進した初期人類のメスたち。

性充足(オーガズム)による一体化憑依型のシャーマンの事例などから、対象のあるがままを受け入れる、安定存在としてのメスの姿がイメージできたかと思います。

 

対してオスは、どのようにして一体化回路を高めていったのでしょうか前々回の記事で「同期回路」により突破した可能性について触れましたが、今回はそこに焦点を当てて掘り下げてみたいと思います。

 

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そもそもオスは全面受容したのか、しようとしなかったのか、もしくは向かなかったのでしょうか。(メスから転写されるので、全面受容回路が全く無かった訳ではありません。)

 

まず洞窟に隠れ棲んでいた初期人類の様子に同化してみると、メスは洞窟の中で子どもを産み、守り育て、より力のあるオスは洞窟の外の世界に飛び出して、エサを確保してきたのだと考えられます。

画像はコチラから借りました。

 

もし、この外の世界で対象に全面受容し完全一体化してしまうとすると、本来その対象を「外敵か・餌か」の判断をする本能(一体化とは真逆の機能)を封し、プラスマイナス関係無くその対象に完全一体化するということになります。

逃げるべき外敵に一体化(受容)していたのでは、当然外敵に食べられてしまいますよね。つまり、全面受容回路と本能回路との機能矛盾(意識の混濁)が起きてしまっている状態です。

 

更に別の切り口からも考えてみると、そもそも足の指が先祖返りし樹から落ちた最初のメスの状況と比べ、オスは同類欠損の外圧状態が弱いとも想定されます(実際は強いが、初期メスが直面した同類欠損の外圧の方が圧倒的)。ということは、メスよりも同類への全面受容に向かわなかったのではないかと考えられます。

 

なので、機能矛盾を突破するためにオスがとった戦略として考えらえるのは、メスから転写された全面受容の回路を使い、その矛盾の背後にある対象の本質、エネルギーを捉えた上で一体化しようとしたのではないでしょうか。

 

この、初期人類のオスたちが捉えた「一体化」の中身について、もう少し掘り下げていきたいと思います。

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