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2022年07月06日

人類の脳進化から見えてくる、仕事に必要な思考方法とは

前回は、人類が知能進化したのは何故かを記事にしました。

人類の脳の進化は何故起きたか 2

 

本能(五感)や共認(相手の欠乏・期待を捉える力)に映る具体対象と、万物との一体回路で捉えた波動(エネルギー)とを統合する必要性が、人類固有の脳の発達を促したのではないか、という仮説です。それが人類固有の観念(ex文様や言葉など)として表出されていったのではないかと。

 

このように書くと難しく聞こえるかもしれませんので、今回の記事では、私たちの身近な仕事場面に照らし合わせて、より具体的にみていきたいと思います。

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例えば、目の前に自分に期待してくれているお客様がいたとしましょう。お客様は色々と言葉や期待を投げ掛けてくれる。しかしその言葉だけを捉えて、そこに応えているだけでは、お客様は喜んでくれません。次もお願いしよう、とはなりません。

何故でしょうか?

 

それは、お客様が言葉にしてくれたことは、欠乏・期待のごく一部でしかないからです。正確に言葉に表していないこと、本当の欠乏は別のところにあるけど、相手に気を使って表に出していない、という事もよくある話です。だから、言われたことしか捉えられない人は、実はお客様の欠乏・期待を本当の意味で充たすことができないのです。

これは、本能・共認機能だけでお客様だけを見ていても、充たすことはできないということの現れです。

どうすれば良いか?

 

お客様が発した言葉の背後には、お客様自身が置かれた状況や、お客様も周りから受けている期待や課題が背景にあります。例えば、それは会社組織からの期待を受けて発せられているものであったり。また、その会社組織も、社会からの期待を受けて課題化されていたりと。

つまり、目前の言葉の背後の世界には、一見無関係と思われるものも、実は全てが繋がって存在しています。

この全て繋がった外圧や期待が、目の前のお客様の背後にある、というように思えるのが万物との一体回路がなせる業です。

そして、その繋がった世界はどうなっているのか、と大きく対象を包み込む思考を包含思考といいます。この包含思考ができるかどうかが、実は目の前のお客様の期待に応えるだけでなく、その周りの方達とも一体化できるか否かの大きな分かれ目でとても重要です。

 

そこからは探索です。

お客様の言葉と、背後の外圧や期待とは、どのように繋がっているのか。これをハッキリさせるには、何?、何故?を探索すると見えてきます。

何故、お客様はそのような言葉を発したのだろう? 

何故、その会社はそのような課題に取り組んでいるのだろう? 

その会社が勝ち残ってきたのは何故か?

 

何?何故?を深め、その本質を抽出し、その本質の繋がりを組み立てる事で、全体が掴めてくるようになります。

そうやって、ようやく全体の外圧状況と、目の前のお客様の言葉とが繋がり(再統合され)、お客様の期待に応えられる。もっと正確には、お客様の一体欠乏に応えることができ、お客様も会社組織も社会も全てが一体になった充足が得られるのです。

そして、これらは自分一人の力では成し得ないことです。

みんなで追求すること。

みんなで追求するから、どんどん一体化できて面白いのです。

人類固有の頭の使いどころ(知能)は、ココにあります。

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