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2021年04月15日

白人(欧米人)の意識構造の解明(4) 略奪集団であるが故に自我の塊になった西洋人

近代世界は白人の世界征服によって形成されたと言っても過言ではありません。
白人(印欧語族)の出自は、狩猟部族→牧畜部族→遊牧部族→交易部族という段階を経ていますが、ここまでは世界共通で、白人、セム族・ハム族、北方モンゴロイドも同じです。
では、白人と、セム族・ハム族や北方モンゴロイドを分かつものは何か? 白人の特質を形成した直接的な原因は何か?

その半答えは『実現論』(リンク)にあります。

『遊牧派生の邪心集団による掠奪闘争は極めて激しい容赦の無いものとなり、皆殺しが常態となる。従って、仲間を皆殺しにされて一人二人と生き残った者たちは憎悪と警戒心の塊となり、共認基盤を失って終ったことと相俟って、全面的にかつ強く自我収束する。そんな者たちが生き延びる為に寄せ集めの新たな掠奪集団を形成しては他部族を襲うという形で、数百年に亙って掠奪闘争が繰り返された。そんな生き残りの末裔が、西洋人である。それ故に、本源共認の基盤を根こそぎ解体して終った西洋人は、本源的な共認収束力≒集団収束力が極めて貧弱で、自我収束が極めて強い。しかし、自我だけでは共認を形成できない。そこで彼らは、専ら自我に基づく本源風の架空観念に収束し、架空観念で共認を形成する。』

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◆略奪集団であるが故に自我の塊になった西洋人
リンク)より
皆殺しでなくても、略奪闘争から逃げ延びた者たちや逃亡奴隷たちは、山賊になるしか生きる術がない。つまり、西洋人の出自は略奪集団に他ならない。彼らは部族or氏族を解体されてしまった者たちであり、各人の出自はバラバラで、利益獲得という一点の目的の下に集まった人口集団である。

それに対して、セム族・ハム族や北方モンゴロイドは氏族共同体として行動しており、集団の統合軸として規範共認が残存している。地理的に言うと、地中海沿岸は例外なく山賊・海賊集団だらけになったが、アナトリアやコーカサスは一部は山賊・海賊集団だが多くは部族共同体が残存し、モンゴル高原は部族共同体がそのまま生き残っている。

人類集団は500万年もの間、共認原理、つまり規範共認で統合されてきたが、略奪闘争によって共同体・規範を失った西洋人は何を共認して生きてきたのか? 利益第一共認はもちろんだが、その目的共認だけでは集団は統合できない。何らかの規範や制度が必要になるが、それら全てを頭の中で人工的な架空観念という形でゼロから捻り出すしかない。

例えば、利益の山分けを求めて、逃亡奴隷や滅亡部族の生き残りが集まる。彼らを統合するには「戦利品は平等に分配する」という約束事=契約が不可欠である。そして、それまでは交易部族でも財は部族の共有であったが、平等分配契約によって個人所有に変わる。これが現代に繋がる西洋人の平等観念の原点であり、ギリシアの民主制もギャング集団を統合するための組織論に他ならない。

◆平等な分配をしていた縄文人と何が違うか?
500万年もの間人類を育んできた共同体を、ギリシアのチンケな平等概念で捉えようとすることがそもそもの間違い。共同体では必要に応じて分配し消費されるのであって、形式的に平等に分配されるのではない。あるいは、物事を決める時も、成員全てが「集団をどうする?」という当事者意識をもち、その共認空間の中で全てが決められる。当然、全員一致である。

それに対して、西洋流の民主主義は形式的に一人一票が与えられ、多数決で物事が決まる仕組みである。これは、各人の利益が対立していることを前提とした制度(もう少し詳しく言えば、どうにもならない武力や資力で支配した上で、その支配を隠蔽するための騙し)に他ならない。そういう意味で、西洋流の平等も民主制も自然の摂理から大きく逸脱した、珍妙な概念や制度であると言わざるを得ない。

◆西洋民主主義の欺瞞
近代以降、学校をはじめとして至る所で、西洋こそ民主主義の先達であると説かれるが、それは全くの嘘であって、多数決という強制決定ではなく、常に合意を図りながら物事を進めてゆく日本人の方が(本来の意味において)はるかに民主的である。また、貧富の差や身分格差の小さい日本人の方が(本来の意味において)はるかに平等である。
震災時にも助け合うのが日本人だが、西洋人は災害時にここぞとばかり略奪を始める。西洋人は口では奇麗事を言っているが、本音の所では略奪or支配することしか考えていない。そういう意味で、西洋人が作り出した自由も平等も民主主義も全ては騙し観念である。

近代以降、西洋は己に都合の良い騙し観念を全世界に押しつけてきたわけだが、今や世界中がその騙し性に気づきつつある。現在、アラブ世界で起きていることはその現れであるし、南米ではそれ以前から、西洋の騙し観念に対する反発が顕在化している。日本でもそろそろ登場するであろう。

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