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2022年07月24日

人類の外圧構造の変遷③ ~略奪時代から現代人まで

前回は始原人類から旧人・新人までの外圧を振り返りました。

今回は、出洞窟以降、略奪時代から現代人までを見ていきます。

 

外圧構造の変遷(クリックして拡大)

 

【略奪時代】

写真はこちらからお借りしました

5000年前に略奪闘争が勃発します。本源集団が解体された私権統合社会では、観念内容は略奪を正当化する観念(守護神、神、自由、個人など)に収束し、自分のことしか考えられない人間をつくり出しました。自分第一は一体化と正反対のベクトル、一体化追求は封鎖されていきます。先端外圧は、観念内容(私権の共認・略奪の正当化)です。

観念機能はDNA組み替えを超えた新たな進化機能であるということは、その観念内容によって進化も退化もする可能性があるということ。表を見ると、人類の進化の源泉である「同類や万物との一体化追求」と観念機能は切り離されており、脳容量が小さくなっている理由もここにありそうです。

 

【現代人】

写真はこちらからお借りしました

現在の先端外圧は何なのでしょうか?やはりそれは観念内容(個人主義や近代科学)です。現代人は観念によって統合されています。政治も、経済も、環境破壊や肉体破壊も、「自分には関係ない」という言葉で外圧が捨象され、本能も共認も封鎖されたままです。さらにこれまで活力を支えていた私権圧力が貧困の克服で無効になり、あらゆる意欲や活力がドン底という状況にあります。

 

このように外圧構造の変遷を見ていくと現代人の問題も見えてきました。

『貧困の克服という大きな外圧転換にも関わらず、先端の観念内容は変わっていない』 『観念機能が本能や共認課題(同類や万物との一体化追求)と直結していない』 ということです。

 つまり同類や万物と直結した観念を再生するには「本源集団の再生」「自然の摂理追求・事実の追求」が不可欠なのです。

 

人類の外圧構造の変遷はこれで終了です。

次回はオスメス原理の変遷を見ていきます。お楽しみに。

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