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2023年03月18日

【なぜ追求は6人が一番いいのか?】~コラム編:企業や学校のテーブル形状の時代変化~

【なぜ追求は6人が一番いいのか?】について、これまで以下3つの論点で記事を紹介しました。

①人類の適正集団人数からの推定

②現代的な感覚から読み解く

③自然との繋がりから考える

今回は、打合せ等の追求の場について、実際に企業や学校がどう変化してきたか見ていきます。

なかでも、時代変化がテーブルの形状にどう変化を与えているか考察します。

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企業における台形・円形テーブルの時代変化に応じた利用用途変化

1990年頃(30年程前)から、日本においても企業で台形・円形テーブルが導入され始めました。

当時は、休憩や待合せといった憩いの場を主目的とした導入が傾向として強くありました。

ただし、導入は限定的で、追求の場=会議/打合せ=会議室では、長方形テーブルが一般的でした。

 

台形テーブルの需要が高まってきたのは、2015年前後。

2014~2018年にかけて、什器メーカー各社が台形テーブルの新商品を発表(PR、ブランディング強化)している事からも、時代のニー ズ変化が伺えます。

 

では、一体どんな時代変化→意識変化が起こったのでしょうか。

某什器メーカーの営業担当者の意見を参考に、展開します。

 

時代変化その①:コワーキングオフィス展開の加速とアクティブラーニング推進(2015年前後)

2015年頃、コワーキングオフィスが相次いで登場。

個人起業家やベンチャー企業等が他社との交流、事務所の固定経費軽減を目的としたコワーキング需要が拡大しました。

複数社での異業種間交流の場として、台形・円形テーブルの需要が飛躍的に上昇したとの事です。

画像はコチラからお借りしました。

 

教育現場においても、同時期にアクティブラーニングを授業に取り入れる学校が増加。これに伴い、グループでの議論が主の授業形態となることから、台形テーブルや円形テーブルの需要も高まってきたとの事です。

画像はコチラからお借りしました。

 

 憩いの場から、異業種交流の場やグループ追求の場へ、台形テーブル需要が拡大しました。

 

時代変化その②:ウィズコロナの対面会議の変化(2020年前後)

コロナ禍を通じた会議のWEB化により、複数社との打合せを容易、かつ、気軽に行える基盤が整いました。一方で、在宅ワーク普及に伴う直接対面の機会が喪失し、改めて対面の重要性が顕在化しました。

対面接触が緩和され始めた2021年以降、部門間の垣根を無くして気軽に対話が出来る場として、台形・円形テーブルの需要が飛躍的に上昇しました。

 

特に、キャスター付きの台形テーブルの場合、多様な形を形成でき、議論のテーマや参加人数に対応できるため、固定型の円形テーブルより需要が多いとの事です。

画像はコチラからお借りしました。

 

なぜ、台形テーブルなのか?

関係者が2(顧客と請負者等)の打合せ等の場合、長方形テーブルの方が適しています。

しかし、近年は、3以上の関係者が一堂に会する機会が増え、企業間共創や部の垣根を超えた打合せが増加しています。その中では、互いの関係者が中心に向かう六角形(台形テーブル×2)や円形テーブルの方が、議論に適しています。

 

なぜ、追求は6人が一番いいのか?テーブル形状との関係性

少なくとも、時代変化と意識変化から、共通課題に3以上の関係者が集い、追求に向かう際、六角形の形状は適していると言えそうです。

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