2007年01月22日
モソ人(族)の婚姻形態について
以前にこのブログでも紹介されていますが、中国雲南省の女儿国、と呼ばれる人口約1万人のモソ人(族)の婚姻形態である「走婚」について、紹介したいと思います。中国雲南省納西(ナシ)族、摩梭(モソ)の母系社会を訪ねてより
インタビューをもとに、実際に「走婚」をしている人たちの実感が書かれており、モソ族の母系社会の一端を見ることができます。
1、走婚はどのように行われるのか。
Aさんは、友人の紹介で知り合った男性と何回か会っているうち、性格が合っているとわかって、22歳のとき、走婚を始めた。はじめは、阿都がこっそり自分の部屋に通ってきて、家族には秘密にしていた。妊娠5か月ぐらいになったとき、感づいた母に聞かれて話した。自分からは言おうと思わなかったが、聞かれたので、詳しく話した。母にすっかり話して以来、阿都は母屋に来るようになった。最初に母屋に来たとき、お土産をたくさん持ってきて、先祖を祭る祭壇(写真3)に供えた。こちらもご馳走してもてなした。
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- posted by yuji at : 2007年01月22日 | コメント (3件)| トラックバック (0)