2007年06月19日
日本婚姻史7 前婿取婚~飛鳥奈良平安(初)~
日本婚姻史6 妻問婚の番外編の続き、いよいよ婿取りの前段階です。
一 前婿取婚というもの
時代は大化改新(646年)が、部族連合社会を崩壊させ、はじめて都市ができて田舎と対立、またはじめて律令という成文法が布かれ、行政区画がなり官僚制も始まった。財産制、特に土地所有制も共有から私占(私有)に移った。
しかし、大化改新は政治革命で社会革命ではなかったため、共同体も崩壊されつくされずに半壊れとなっただけで、このような共同体の妻屋において妻問婚も継続していた。前婿取婚は、貴族も庶民も、妻問いから婿取りへの過程にあって、通い(別居)と住み(同居)が相半ばしていた状態。
- posted by okatti at : 2007年06月19日 | コメント (4件)| トラックバック (0)