2012年12月07日
宗教からみた男女関係 ~「仏教」3 仏教の男女関係①
新しく出家したタイの若者
この人たちは男女関係を禁止されている(のでしょう)。
シリーズで展開しています「宗教から見える男女関係」ですが、今回は仏教における男女の性について扱います。
前回「日本の僧侶はなぜ妻帯するのか」についてご紹介しましたが、少し補足をしたいと思います。
先日法事で伺った寺の住職が、「明治政府の『妻帯勝手タルベシ』で日本の仏教は堕落した」と仰っていました。何のことかと調べてみたところ、明治維新の直後明治政府は神仏分離令などの太政官布告などを発し廃仏毀釈運動を扇動していました。
これに続く明治5年「僧侶ノ妻帯ハ勝手タルベシ」という布告を出し、その結果各宗派で表立って妻帯する様になりました。その結果日本の仏教は堕落した、というのです。
その住職が言うには「『勝手タルベシ』という言い方は実に巧妙で、「好きにして良い」というほどの意味である。なぜ、このような言い方をしたのか?」、とのことでした。
こうしたことも念頭に、今回から数回、仏教における男女関係について焦点を当ててみたいと思います。
- posted by saito at : 2012年12月07日 | コメント (0件)| トラックバック (0)