2021年01月29日
支配から自主管理へ-2
前回、まさに今支配から自主管理へ転換する可能性があり、人類史的には共同体としての自主管理によって過酷な課題を強固な意思疎通で生き延びてきたことを述べた。
引き続き、支配という枠を脱して本来の自主管理体制に移行していくには、自主管理というものの本質をつかんでおきたい。
そこでは、あくまで集団が勝っていくことが大前提となる。そのために現実を徹底して直視することが求められ、その集団にとって可能性を志向するのみといえる。現代において現実とは、社会的な関係のなかにあり、その圧力構造に適合することにある。
具体的には生産も生殖も一体化して自主自律することであるが、閉じた存在ではなく社会との関係形成を働きかけることが重要となる。
脱支配とは、強制がないとはいえ、決して思い通りになるような甘いものではないが、自主管理の神髄は自他が一体として捉えられるかにあるのではないだろうか?
その可能性に向い、課題を実現していくことこそ最大の活力となる。
- posted by KIDA-G at : 2021年01月29日 | コメント (0件)| トラックバック (0)